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お金・常識
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席次表作りにお役立ち! 正しい肩書の付け方

席次表にはふたりとの間柄を示す「肩書」を入れ、ゲスト名の後に「様」などの敬称を入れますが、名前はもちろん、肩書や敬称も正しく表記したいもの。間違いがないように、これを参考にしながら、肩書を付けましょう。

親族の肩書は?

親族の肩書一覧

「新郎」または「新婦」の後ろにそれぞれの間柄を入れます。

●親/父、母
●祖父母/祖父、祖母
●兄弟姉妹/兄、弟、姉、妹
●兄の配偶者/義姉
●姉の配偶者/義兄
●弟の配偶者/義妹
●妹の配偶者/義弟
●兄弟姉妹の子/甥、姪
●親の兄姉(おじ・おば)とその配偶者/伯父、伯母
●親の弟妹(おじ・おば)とその配偶者/叔父、叔母
●新郎新婦より年上のいとことその配偶者/従兄、従姉
●新郎新婦より年下のいとことその配偶者/従弟、従妹

上記以外の遠縁は「親戚」「親族」とすることが多い(親戚の方が一般的)。遠縁の人にも正式な肩書を入れるなら以下のように。

●祖父母の兄姉とその配偶者/大伯父、大伯母
●祖父母の弟妹とその配偶者/大叔父、大叔母
●祖父母の親/曽祖父、曽祖母
●いとこの子/従甥、従姪
●親のいとこで親より年上の人とその配偶者/従伯父、従伯母
●親のいとこで親より年下の人とその配偶者/従叔父、従叔母
●親のいとこの子で新郎新婦より年上の人とその配偶者(はとこ)/再従兄、再従姉
●親のいとこの子で新郎新婦より年下の人とその配偶者(はとこ)/再従弟、再従妹

<親族の肩書のポイント>
★おじとおばは親の年、いとこやはとこは新郎新婦の年より上か下か(同い年なら誕生日が基準)で表記が違います。それらの配偶者は年齢に関係なく、伯父の配偶者は伯母となるなど血縁関係にある人の表記に準じます。

名前の後の敬称の「様」。家族には付けません

ゲストの名前には「様」(小学生以下の男の子は「くん」、女の子は「ちゃん」)を付けるのも席次表のルールですが、ゲストをもてなす「ホスト側」の家族には「様」を付けません。その線引きは地域や会場の方針、プランナーの考え方などで違うので、臨機応変に。

「様」を付けない人
●親
●独身の兄弟姉妹 ※独身でも実家を出ている場合は付けるケースもあります
●結婚した兄弟姉妹でも親と同居している人とその配偶者
●親と同居している祖父母 ※同居・別居に関係なく、付けるケースもあります

みんな家族の敬称、どうした?

花嫁のイラスト

[親族のみなので、ふたり以外は「様」付け]

親族だけでの披露宴で、親を含め、全員を新郎新婦が招待する形に。ゲストとして招く親を呼び捨てにするのに違和感があり、結局、新郎新婦以外、様を付けることに。(たまこんさん)

花嫁の顔写真

[祖父母は両家で統一]

彼親と同居している祖父母に「様」は不要、私の親と別居している祖父母は「様」が必要。
プランナーに「両家合わせた方が良い」と言われ、花嫁側の状況に合わせて、双方の祖父母を「様」付けに。(けいさん)

花嫁の写真

[家族の意向を重視]

彼の地域では、独身の兄弟姉妹でも、親と別居している場合は「様」を付けるのが一般的。実家のそばで一人暮らしをしている彼の兄は、ほぼ親と同居しているような状態だったので、悩み、結局、義兄の決断で付けないことに。(EMIさん)

仕事関係者の肩書は?

職場の人の肩書一覧

肩書を丁寧に入れたい場合は以下のように。

●上司(役職を入れる場合)/勤務先+所属部署+役職(〇〇〇〇株式会社〇〇〇部〇〇課長など)
●上司(役職はないけれど、「上司」にしたくない場合)/勤務先+所属部署
●上司(上記以外)/新郎(新婦)会社上司
●先輩/新郎(新婦)会社先輩
●同僚/新郎(新婦)会社同僚(同期入社なら同期でも)
●後輩/新郎(新婦)会社同僚

肩書を簡単にしたい場合は、「新郎(新婦)上司」「新郎(新婦)先輩」「新郎(新婦)同僚」「新郎(新婦)同期」で統一(トップクラスの人のみ勤務先や役職を入れるケースも)。


<仕事関係者の肩書のポイント>
★勤務先が会社でない場合、「会社」の部分を「職場」と入れるのが一般的。

★「職場名が長くても略してはいけない」と言われますが、実際は上司などに相談して一部を抜いたり、略した人も。職場ならではの慣例も確認を。

★部長でも「〇〇部長」と書く職場もあれば「〇〇部部長」と書く職場も。肩書の付け方は両家で揃えるのが基本ですが、名刺通りにした方が良く、両家違っても大丈夫。

★後輩は「後輩で良い」という説もありますが、「後輩は失礼になるので、同僚と書く」という説が一般的です。

★派遣社員の場合、派遣先の人も派遣元の人も上記と同じでOK。派遣先の人と分かるように表記したい場合は「新郎(新婦)派遣先上司(先輩・同僚)」に。

役職を入れる人の境目は?

よく「部長以上は役職名を入れるのが一般的」と言われますが、「トップの園長までにした(ふーやんさん)」「課長代理まで入れた(めるすけさん)」など実際はまちまち。正しい線引きの基準はありません。個々の自由です。悩んだら職場の人に相談しましょう。

みんな役職はどこまで入れた?

花嫁の写真

[本部長までにしました]

社内結婚なので、参列者のほとんどが会社の上司や先輩。どこまで役職を書けばいいか悩んだのですが、会社の先輩に「本部長まででいい」と言われ、本部長以外の方は上司、先輩に。(EMIさん)

花嫁のイラスト

[主任まで入れました]

主人側の上司の主任まで役職名を入れるのは「細かくて、堅苦しいかな?」と思ったのですが、正式に書こうということになり、役職を表記。(あすーみーさん)

花嫁の顔

[上司は全員役職を]

上司の役職名を入れると、席次表が文字だらけになって見にくくなるので、プランナーに相談したら、「どちらもお堅そうな企業なので、正式に書くのが確実」と。「株式会社・・総務部総合窓口課・・担当係長」と丁寧に入れました。(畑 安佳里さん)

友人の肩書は?

友人の肩書一覧

以下のように「どの年代の友人か」分かるように記載するのが、最も丁寧な友人の肩書の付け方。

●大学・短大・大学院時代からの友人/新郎(新婦)大学(短大・大学院)友人
●高校・高専・専門学校時代からの友人/新郎(新婦)高校(高専・専門学校)友人
●中学校時代からの友人/新郎(新婦)中学友人
●小学校・幼稚園時代からの友人/新郎(新婦)幼馴染
●学校以外で知り合った友人/〇〇〇〇同好会、〇〇クラブ、チーム〇〇など(グループ名を入れる)、新郎(新婦)友人(年代を入れない)

簡単な肩書にしたい場合は年代(いつの時代からの友人か)を入れず、全員「新郎友人」「新婦友人」とします。ただし、一方が年代を抜いたら、もう一方も抜くなど、両家揃えて。

<友人の肩書のポイント>
★ふたり共通の友人は「新郎新婦友人」でもOK。

★先輩の場合は友人の部分を「先輩」に。後輩の場合、「後輩」は失礼ということで「友人」にするのが一般的。

★中高一貫校などで、中学時代も高校時代も仲が良かったことを示したい場合は「中学高校友人」としても。

みんな友人の年代を入れた?

花嫁の顔写真

[入れませんでした]

大人になってからの趣味の友人も招待。その人たちだけ「新婦友人」とすると、「ここの集団は何?」って思われそう。年代を入れる必要があるか悩んだ結果、「新婦友人」「新郎友人」「新郎新婦友人」の3パターンに。(こにさん)

花嫁の写真

[細かく分けました]

全部「新婦友人」だと、席次表を見た人が分かりにくいと思うだろうなと考え、「小学校友人」「中学校友人」「高専友人」「大学友人」「研究室友人」とグループごとに肩書を変えました。(もいもいさん)

その他のゲストの肩書は?

その他のゲストの肩書一覧

●恩師/新郎(新婦)恩師、新郎(新婦)大学(高校・中学)恩師、学校名+学部・学科名教授(教師・教員)など
※丁寧に入れるなら学校名などを、簡単にするなら恩師に。習い事の先生の場合は恩師の他、〇〇流師範、師匠など。

●親の友人/新郎(新婦)父(母)友人(知人)、新郎(新婦)来賓など
※親の職場の人なら父(母)上司(同僚)、親の仲人なら父母媒酌人、親がお世話になっている人なら父母恩人でも。相手を立てて勤務先・役職名を入れるケースも。

●夫婦で招く場合の結婚相手/新郎(新婦)友人、〇〇〇〇様御主人(御夫君)、〇〇〇〇様令夫人
※友人の結婚相手とさほど親しくなくても友人で問題ありません。席次表の並びで、友人のすぐ下に結婚相手がくる場合は〇〇〇〇様の部分を「同」としてもOK。

●ゲストの子ども/〇〇〇〇様御子息、〇〇〇〇様御令嬢、〇〇〇〇様お子様
※目上の方の子は御子息、御令嬢、友人の子など、それでは堅苦しいと思ったらお子様に。お子様とした場合の敬称は男の子=「くん」、女の子=「ちゃん」ですが、御子息、御令嬢にした場合は「様」にします。〇〇〇〇様の部分は上記と同様、「同」にしても。

●近隣の人/新郎(新婦)近隣(隣人、ご近所)、新郎(新婦)知人、新郎(新婦)父母友人、○○町内会、〇〇自治会など
※町内会、自治会などを入れる場合は頭の新郎(新婦)は不要。

先輩花嫁はどうした?

花嫁のイラスト

[大学の恩師]

大学の教授の肩書は「大学名+学部名+学科名+専攻名+研究室名+教授」と長くなりますが、その教授に参列してもらった先輩と同じように全部入れました。(ちゃこさん)

花嫁の後ろ姿

[ゼミの教授]

ふたり共通のゼミの教授を招待。大学名などは乾杯のあいさつのときに紹介をしてもらい、席次表の肩書は「新郎新婦恩師」に。(さらさん)

花嫁の写真

[ジムの先輩や会長]

新郎が通っているジムの先輩や会長の肩書。ジム名のカタカナより道場の方が漢字の統一感が出ていいと思い、「道場会長」「道場先輩」に。(もいもいさん)

花嫁の写真

[親の方が親しい友人夫婦]

親の方が親しく、私自身はあまり親しくない友人夫婦や友人の弟。母が「あなたが幼い頃から交流があったので、友人で良い」と言うので、「新婦友人」に。(mariさん)

肩書を付けない選択肢もあり

昨今、肩書を一切入れないで、名前だけにする人も増えています。特に多いのは以下のようなケース。

●両家のゲスト数がかなり違う
●1.5次会のようなカジュアルなパーティ
●招待するのがほぼ友人
●ふたり共通のゲストが多く、ほとんどが顔見知り
●公にしたくない事情があり、肩書を付けたくない
●式準備をできるだけ簡単に済ませたい

個々の肩書を省く代わり、テーブル番号の近くに「新郎友人」「新婦親族」など大まかな関係を記載しても。また、親などに、お酒を注ぎながらあいさつ回りをしてもらう場合、肩書がないと、どんな人なのか分からず、話のきっかけがつかめないので、手書きで間柄を加えた席次表を渡しておくと良いでしょう。

From 編集部

記載ミス防止のための確認も重要です

正しい肩書でも、丁寧な表記と簡単な表記の仕方があるので、まずはそこをどうするかふたりで決めましょう。席次表を作ったら、間違いがないか、しっかり確認することも大切。
ここで解決できない人に関しては別記事「寿退職、親離婚etc. 『悩ましい席次表の肩書』相談室」も見てみて。

プランナーさんの顔写真
Profile

監修:岡崎 桂さん Wedding and Event Planner

ゼクシィなび、海外ウエディングのプロデュース会社、ホテルのプランナー、ウエディングマネージャーを経て、フリーランスのプランナーに。
今回はさまざまな会場の結婚式に携わり、多くの新郎新婦をサポートしてきた経験をもとに、アドバイスしていただきました。

取材・文/渡邊博美 イラスト/高橋将貴
※掲載されている情報は2018年9月時点のものです
※記事内のコメントは2018年8月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー64人と、5年以内に結婚式を挙げた花嫁103人が回答したマクロミル調査によるものです

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