ゲスト80人超の式だって一体感は出せる！ 演出＆装飾アイデア9

大人数のゲスト全員で同じことをするとお互いの距離が縮まって、アットホームな雰囲気をつくり出せる。バルーンリリースやキャンドルリレー、合唱やダンスなど人数の多さを生かした演出を取り入れて、一体感を感じるパーティをつくり上げよう。

【idea1】生歌に合わせ、輪になってフォークダンス

ガーデンパーティの終盤にゴスペルシンガーが登場。新婦と父とのラストダンスが始まると、ゲストから拍手が。新郎とのファーストダンスの後、新郎が「一緒に踊りましょう！」と呼び掛けると、120人が手をつないで一つの輪に。全員でフォークダンスの『マイムマイム』を踊った。「ゲストが踊ってくれるか不安でしたが、『新鮮で楽しかった』と言ってもらえました」（H.Mさん＆A.Mさん／ゲスト数120名）

【idea2】フラッシュモブにみんなが加わり会場がダンスホールに

ダンスチームに所属する新婦が企画し、大勢を巻き込んだフラッシュモブを実現。チームリーダーの歌の最中に、突如メンバーがダンスを開始。いとこやいとこの夫、弟たちが次々と踊り出し、新婦の父やダンスの先生も加わってゲストはビックリ。最後には新郎新婦も飛び入りして、ゲスト全員が手拍子で大盛り上がり。「会場全体がひとつになり、思い出になりました」（田中康雅さん＆桃果さん／ゲスト数180名）

【idea3】球団歌を歌いながら全員でジェットバルーンをリリース

新婦の勤め先は、地元のプロ野球球団。友人のアイデアで、実際にスタジアムで飛ばすジェット風船を使った演出をすることに。飛ばす前に球団歌を流すと、たくさんのゲストが大声で歌い、いつしか大合唱に。「３、２、１！」と全員でカウントダウンをして一斉にリリースした。「子どもも大人も思わず声を出して、みんなで盛り上がりました」（しけ太さん＆しけ美さん／ゲスト数95名）

ふたりにとっては全員知り合いでも、多くのゲスト同士は初対面。ゲストにお揃いのアイテムを身に着けてもらうと、みんなの緊張が徐々に解けて、会場全体が和やかに。大人数の“お揃い”は写真映えも抜群！

【idea4】ピンクとベージュのドレスコードで華やかに

ブライズメイドをお願いしたかったものの、ゲスト人数が多くて断念。代わりに女性ゲストにドレスコードを設定することに。色はゲストに多数決で選んでもらい、ピンクとベージュに決定。招待状で案内して一人一人の希望を聞き、式前にドレスをプレゼントした。当日は欧米のウエディングのような非日常の雰囲気で、写真映え抜群！　「『ステキな写真が撮れた』『初めてで斬新！』とゲストにも喜ばれました」（戎谷 豊さん＆舞子さん／ゲスト数130名）

【idea5】レインボーのラバーバンドで気持ちが一つに

音楽フェスが趣味のふたりの式のテーマは「WEDDING FESTIVAL」。「ゲスト全員の気持ちを一つにしたい」という思いで、ロックファンが着けるラバーバンドを作り、スタッフを含めた全員に着けてもらうことに。ラバーバンドは新郎がデザインしたオリジナル。「ピースをしたり手を上げて写真を撮ると手首のラバーバンドが自然と写り、一体感が出ました」（吉田悠亮さん＆未来さん／ゲスト数84名）

【idea6】女性はリング、男性は蝶ネクタイでお揃いコーデ

ウエディングアイテムのD.I.Y.本を見て、自分も作りたいと一念発起。女性ゲストにはフラワーリングを、男性ゲストには蝶ネクタイを、ゲストの人数分手作り。アイテムはグループで色分けし、お揃い感を演出した。同じ物を身に着けてもらったことで、ゲスト全員がファミリーのような感覚に。「リングがかわいいと、みんなが指輪を見せる写真をたくさん撮ってくれました」（石木陽大さん＆美晴さん／ゲスト数97名）

大人数の会場は、広いゆえに装飾も間延びしがち。そんなときはシンボリックで目立つ装飾を意図的に作って、ゲストが注目する工夫を。個性的なフォトスポットや、ゲストの目を引くウエルカムスペースで印象付けて。

【idea7】ガーデンにシンボルツリーを飾ってフォトブースに

山に囲まれた広大なガーデンでパーティをしたふたり。プランナーとアイデアを出し合って、会場の真ん中に大きなシンボルツリーを設置することに。生花店に手配して持ち込んだツリーに、思い出の写真を飾り付けてフォトブースを完成。ツリーや高砂席のソファの周辺は、新婦自らが花の装飾でコーディネートした。「壁のない会場でしたが、シンボルツリーを置いたことで自然と人が集まるスポットができました」（佐藤洋一郎さん＆真梨絵さん／ゲスト数150名）

【idea8】会場の入り口に映画館のようなポスターを展示

映画をテーマにしたパーティを準備するさなか、「そこまでこだわるなら映画館みたいに飾っては？」と支配人から提案が。映画スターに成り切って前撮りした映画ポスター風パネルを、会場の入り口やウエルカムスペースに並べてゲストを出迎えた。パーティでは大型スクリーンに映画風の映像が流れ、全員がくぎ付けに。「多くの人が『実際に映画を見ているようだった』と楽しんでもらえました」（福井康平さん＆朋美さん／ゲスト数95名）

【idea9】大きな花のオブジェを会場の中心に設置

会場の装飾は新婦がスケッチブックに描き起こし、イメージに近い写真を探してプランナーたちと一緒に作り上げた力作。会場の真ん中に3ｍ近くの大きな花のオブジェを置き、会場のどこからでも緑が見えるようにした。縦長の広い会場を横長に使うことで、たくさんのゲストとふたりとの距離を縮める工夫も。「高砂席をソファにしたのでゲストが次々に集まってくれ、式のテーマの『出会い』を感じるひとときになりました」（林 駿佑さん＆智香さん／ゲスト数106名）

構成・文／稲垣幸子　
※掲載されている情報は2018年4月時点のものです

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