オトナ女子の気くばり帳【姑と良い関係を築くテク6】
彼ママや親族との付き合いが増えるプレ花嫁さん。身内の集まりなどで意外とチェックされている、あなたの気の使い方。そこで、10万部突破のベストセラー『オトナ女子の気くばり帳』に協力してもらい、新米花嫁にぴったりの気くばりテクを紹介します。
気くばり調査委員会が教えます!
20代から50代の社会人から専業主婦まで、気くばり上手1000人にコツを聞き取った『オトナ女子の気くばり帳』取材チームです。キャビンアテンダントや専門家の視点ではない、日常生活で使えるオトナ女子の気くばりを教えます。
世間の姑へアンケート。「嫁は気くばり、ちゃんとできてる?」
ゼクシィのアンケートでは、半数以上の彼ママが「気くばりできている」と好意的に回答。今はお嫁さん歓迎ムードの彼ママも多いため、気くばりテクを磨いてさらに距離を縮めよう!
[Part1]会話編。姑と自然に打ち解ける話し方って?
「彼の家では、姑が先輩。相手が目上の人の場合は、会話は質問形式でスタートして。家庭料理やその土地の風習など『もっと知りたいです! 教えてください』という態度を示すと、相手も自尊心がくすぐられて会話がスムーズに」
プラス@気くばりポイント
息子の結婚はうれしい反面、寂しさも。そこで「彼は子どもの頃、何が好物だったんですか?」「昔のアルバム見たいです!」など母しか知らない彼の姿を聞くと喜ばれます。
「姑の前で彼の悪口はNG。『あなたの育て方が悪かったから』という間接的なクレームに聞こえてしまいます。彼を褒めることで、育て方を肯定されたように感じるもの」
プラス@気くばりポイント
ちなみに彼と姑が親子ゲンカをしているときは「お母さんはそんなつもりで言ったんじゃないよ」と姑側をフォローして。「この子は自分の味方だ」と思われ、関係も良好に。
嫁の気くばりココが嬉しいby姑
わからない料理など「教えてください」と素直にメールがある。何事にも「いつもありがとうございます」と感謝がある(中村由美子さん・57歳)
息子が気が付かないことを、息子のせいにしないで「私が気が利かなくて」と先に謝ってくれるところ(REINAさん・63歳)
[Part2]贈り物&手土産編。自己満にならない贈り方って?
「まずは相手の好きなものを把握しておくこと。姑が身に着けているブランド、家で出されるお菓子の傾向、会話によく登場するキーワードを参考に選んで。もちろん素直に聞いてもOK」
プラス@気くばりポイント
お菓子がマンネリ気味なら、姑の趣味のグッズなどを贈るのも手。また百貨店のマニアックな限定品より、わかりやすいご当地品の方が年配の方には喜ばれる傾向に。
「義実家の手土産とは別に、姑だけにプチギフトを添えると「私だけ特別?」と小さな驚きがあり、喜ばれます。外出先で手渡す場合は、重くて割れやすいものは避け、1000円から2000円程度の相手の負担にならないものを」
プラス@気くばりポイント
親戚の集まりなどで、参加できなかった親族への心遣いも大切。「こちらを●●さんにお渡しいただけますか?」と手土産と共に伝言を姑に託しましょう。
嫁の気くばりココが嬉しいby姑
私がコーヒー好きなのを知って、わざわざ足を運んでオーガニック専門店のコーヒーを買いに行ってくれた(あきこさん・62歳)
家族へのお土産の他に、私だけにプレゼントを持ってきてくれた(でんちゃん・57歳)
[Part3]お食事会編。年配の義父母と外食するときの気くばりって?
「脚を悪くされている方もいるので、靴を脱がないテーブル席が◎。離れて暮らしている場合、親の好物が変わっていることに彼(=息子)も気付かないことが多いので、事前に電話で確認しましょう。持病やアレルギーもリサーチして」
プラス@気くばりポイント
フレンチなど、肩肘張る場所を負担に感じる人も。父母世代に人気なのは定番のすしや焼き肉。「でも普段と違うものも食べてみたいけど、出かけるのは面倒……」という姑には、ちょっといいケータリングを準備するのもいいですね。
「おごってあげたい義父母も多いので、気持ち良くごちそうになっても失礼になりません。その代わりに感謝の言葉と『次は私たちにごちそうさせてください』のひと言も添えて。
プラス@気くばりポイント
「日頃の感謝を込めて、私たちが予約しました」というケースでは、こちらが支払った方がいい場合も。また食事会の後は、帰り道(もしくは帰宅報告時)にお礼の気持ちをまずはメールで。
嫁の気くばりココが嬉しいby姑
いつもLINEで早々にきちんとお礼を伝えてくれて、その文面がとても文才があること(keroyonさん・57歳)
普段は私たちが支払いをするが、あちらから誘ってくれた時は私たちの気が付かない間に支払いを済ませていること(ハッチャンさん・62歳)
From 編集部
気くばりが自然にできる花嫁になろう
「マナー通り、ルール通りに」と形式にとらわれ過ぎると、姑との距離は縮まらないし、気を使い過ぎてもわざとらしい印象に。大切なのは無理のないひと手間を積み重ねること。形式通りでなくても、相手が喜ぶことを自然とできる人こそ、気くばり上手さんなのかもしれませんね。
「オトナ女子の気くばり帳」
/編者・気くばり調査委員会
/1,100円(サンクチュアリ出版)
10万部突破のベストセラー。マナー本では心の距離は縮まらない、信頼されて愛される気くばりのコツ113! 1000人のアンケート取材を基に、気くばり上手がやっていたひと手間を掲載。今回「ゼクシィアプリ」にも協力してくれた本書は、ふたりの新生活でもきっと役立つはず。
構成・文/村上亜耶 イラスト/ますこえり D/蒲生 和典
※掲載されている情報は2018年3月時点のものです
※記事内のデータならびにコメントは、2018年2月に「マクロミル」で姑103人が回答したアンケートによるものです
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