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【連載】立原綾乃のOne&OnlyウエディングVol.24「Thank you for…」

「感謝を伝えるために結婚式をしたい」。今回は、そんなふたりの想いがたっぷり詰まったウエディングをご紹介します。家族やゲスト、そしてこれから一緒に歩んでいくお互いへの感謝の気持ち。それぞれどんな形で叶えたのか、一緒に見ていきましょう。

ブルーグレーのコーディネートで爽やかに

ファーストミート
ロケーション撮影を楽しむふたり
プールサイドでのショット

YukihisaさんとYukoさんの共通の趣味はスノーボード。自分たちらしさをウエディングに取り入れるため、ふたりが好きな色で、さらに冬の雪山も連想させるブルーグレーをテーマカラーとして取り入れました。実はこの色、ハワイの空や海の青、そして緑ともしっくりマッチするのです。もともと自然にある色だからなのでしょう。

新郎の衣裳やシューズ、ドレスにあしらったサッシュベルトの他に、ゲストや牧師先生の衣裳も同じカラーで揃えて、みんなで一体感を楽しみました。

【1枚目】素敵な一日の始まりは、感動のファーストミートから
【2枚目】式前にふたりで楽しんだロケーション撮影
【3枚目】テーマカラーのブルーグレーを取り入れたふたりのコーディネート。プールサイドで

今回のカップル「Yukihisaさん&Yukoさん」

スノーボードを通じて出会ったふたり。ハワイウエディングの前には、雪の中での前撮りも。今回、「大切な人たちに感謝を伝えたい」という想いを叶えるべく、TRUEweddingにプロデュースを依頼。

【会場】ハレプナカイ(ハワイ・オアフ島)
※問い合わせは「TRUEwedding」まで(下記プロフィール欄参照)

誓いの言葉は「あなたとだから……」

ガーデンでの挙式シーン
誓いの言葉を述べるふたり

プルメリアの花の優しい香りに包まれて挙式が始まりました。ふたりが出会った奇跡に感謝し、この日を迎えられた感動をみんなで分かち合うひとときです。「正直言って自分が結婚することが想像できなかったけれど、何があっても私の味方でいてくれる、あなたとだから結婚したいと思いました」というストレートな新婦の言葉が、今でも心に残っています。

【1枚目】プルメリアの木の前での挙式。祭壇の奥に青い海が広がる
【2枚目】自分の言葉で永遠の愛を誓い合うYukihisaさんとYukoさん

時間を気にせずに過ごせる邸宅でのパーティ

テーブルコーディネート
テーブルウエアとメッセージカード

ガーデンで乾杯とケーキカットを行った後は、邸宅内に場所を移してパーティを。屋内ながら潮風を感じられるスペースだったので、ふたりもゲストの皆さんもリラックス。誰もが時間を気にすることなく、ゆっくりと食事や会話を楽しめる場所でした。これがふたりなりの感謝の伝え方だったのだと思います。

【1枚目】爽やかな風が吹き抜けるオーシャンフロントのパーティスペース
【2枚目】淡いピンクのテーブルウエアは、テーマカラーのブルーグレーとの相性も抜群

ワンポイントAdvice「ふたりの想いを叶える会場選びのコツ」

素敵な会場は数限りなくあるので、どこにしようかと迷ってしまいますよね。そんなときに大切にしたいのが「ふたりの想い」。ちなみにYukihisaさんとYukoさんには「感謝を伝えたい」という明確な想いがありました。そこで時間や周囲を気にすることなく、皆さんが一日ゆっくり楽しめる邸宅を選んだのです。大事な軸さえぶれなければ、ふたりにぴったりの会場に巡り合うことができますよ。

Thank you for…を伝え合うひととき

新婦へ花束を贈る新郎
スタッフからのサプライズプレゼント
新婦が新郎へ贈ったフォトブック

パーティはさまざまな「Thank you for」を伝える大事な時間。「僕が“Thank you for”と感謝を伝えたい相手はYukoです」。新郎が新婦へ宛てた手紙を読み、花束を手渡すサプライズの場面では思わず胸が熱くなりました。一方、新婦からも、Yukihisaさんのバースデーを祝う「フォトブック」のプレゼントが。私たちスタッフも、心ばかりですがお祝いのカップケーキを用意させてもらい、楽しいサプライズタイムが続きました。

さらにゲスト全員から新郎新婦にひと言ずつメッセージを贈ります。ふたりとゲスト、みんなで伝え合う「Thank you for」。それぞれの想いが重なり合う素敵な時間でした。

【1枚目】新郎から新婦へ、手紙と共に花束をプレゼント
【2枚目】スタッフも、新郎のバースデーケーキをサプライズで用意
【3枚目】新婦から新郎へのプレゼントは、思い出がたくさん詰まった「フォトブック」

From 編集部

From綾乃「ふたりにとっての“大事な軸”を見つけて」

結婚式のプログラムって、つい悩んでしまいがちですよね。でも「進行表を埋めなくては」と、無理に何かを用意しなくても大丈夫。特に親しい人だけで行う式では、みんなが集まるだけで充実したひとときが過ごせるもの。今回のふたりのように「大事な軸」さえぶれなければ、自然と素敵なアイデアも湧き出てきて、楽しい時間がもりだくさんの一日になると思います。

立原綾乃さんの顔写真
Profile

立原綾乃 TRUEwedding代表/ディレクター

「結婚式という時間そのものをデザインする」という新しい発想で、日本のウエディングデザイナーの第一人者として活躍。特定の会場を持たず軽井沢・ハワイに特化した1日1組のオーダーメイドウエディングプロデュース「TRUEwedding」を手掛ける。
相手の想いを形にする抜群のセンスと彼女にしかつくれない温かな時間は、ウエディングにとどまらず、ライフスタイルにおいても多くの女性から人気を集めている。

TRUEwedding TEL 0267-41-1201(併設のカフェ“VERANDA”内)
http://truewedding.jp/

企画・監修・写真提供/立原綾乃 構成・文/南 慈子
※掲載されている情報は2017年11月時点のものです

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