
「フリルやリボンで着飾るドレスアップブーケ」スタイリスト判治ミホのwedding story book 78

スタイリスト的な視点からフォトジェニックなウエディングを提案してきた判治ミホが、ふたりらしいウエディングをつくるための簡単アイデアとヒントをご紹介。
ブーケにはリボンが付きものですが、今回はもっとボリュームのある飾りを付けてみたく、映画「マリーアントワネット」を意識してコーディネートしてみました。パーツを手作りしておいて、当日生花のブーケに結べば、自分だけの特別なブーケにドレスアップ。
貴婦人みたいなドレスでおめかしした
ボリュームブーケ
羽根やリボンなどで作ったボリューミーな飾りを付けて、ドレスを着た中世の貴婦人のようなブーケに。持ち手に結ぶリボンをちょっと豪華にするようなイメージです。オリジナリティーのあるブーケにする簡単アイデア。
羽根やフリルで作るブーケ用ドレス
好きなものを集めて作るブーケ用の装飾アイテム。コラージュのようなイメージで、いろいろな素材を組み合わせるのが楽しい。
miho’s check
張りと光沢があってラグジュアリーなイメージのインドシルクシャンタン生地でフリルを作り、土台としました。その上からサテンリボンやブレードを折り畳みながら縫い付け、ボタンなどを飾ります。帽子の羽根飾りのイメージで、オーストリッチやグースなどの数種類の羽根もプラスするとよりゴージャスに。
ブーケ用ドレスに似合う
レトロアンティークな花材選び
今回のテーマである映画「マリーアントワネット」をイメージして作ったブーケ用ドレスに合わせるのにお勧めの花材を紹介します。
メインに使う花、雰囲気作りに役立つサブ花材、全体をまとめるグリーンという順に選んでいくとバランスを取りやすい。
メインに使うのはニュアンスカラーのバラ
「マリーアントワネット」と言えばバラ。イブピアッジェ(右)などのカップ咲きのバラが、今回のテーマにはぴったり。くすみ色のピンク(左)も加えて、ロマンチックなニュアンスカラーを作ります。
個性的なフォルムの植物をアクセントに
サブ花材に選んだのは、綿毛みたいにふわふわの花芯が可愛いセルリア(右)。個性的なシルエットでブーケ全体にこなれ感が出ます。とげとげのヒマ(左)や粒粒感が可愛いアルテルナンテラ(中)をアクセントに。
シルバー系のグリーンで
柔らかさとアンティーク感を出す
全体的にエレガントな雰囲気に仕上げるため、グリーンはシルバー系の色の薄いものをセレクト。ユーカリ(左)やダスティーミラー(右)はポピュラーな素材で扱いやすい。

判治ミホ スタイリスト
ウエディング雑誌、広告などで活躍するスタイリスト。パーティプロデュース、ドレス、小物などのデザイン、コーディネートを展開する花嫁のためのセレクトショップ「プティラブーシュカ」を主宰。
http://www.loveshka.com
ドレスやアクセサリーなどのデザインはもちろん、ウエディング小物の制作や、コラージュ、ブックデザインなども得意とする。本アプリでは、撮影ディレクション、スタイリングを担当。
その色使いや小物使いには独特の世界観がある一方で、花嫁が自身の結婚式に取り入れやすい内容を常に意識してアイデアを提案している。
著書:『賢い乙女のハッピーウエディング』(宝島社)
構成・文・スタイリング/判治ミホ 撮影/角田明子 小物協力/ease
※掲載されている情報は2017年11月時点のものです
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