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[先輩花嫁の激白]「ごめんなさい。私、モンスター花嫁でした。」

髪を振り乱す女性が、口に両手を手を当てて「ハッ!やってしまった!」の顔

忙しい結婚式準備中はセンシティブになることも。そんな花嫁の隙をついて現るモンスターにご用心。普段の自分じゃ考えられない常識外れな行動を起こすことに……。今は反省しきりの花嫁が、モンスターに憑依(ひょうい)された瞬間をカミングアウト!

〈彼〉についイライラしちゃって……
モンスター花嫁列伝1

新婦が招待状を作成中、新郎に「ほんの56通で終わりますので」と嫌み。背後にモンスター。イラスト

彼にごめんなさい

彼とは、二人三脚で結婚準備をしたいのに……。花嫁が頑張れば頑張るほど花婿のテンションは上がらず、なんてことも。ついにはモンスターが取り付いて、こんなことに!
花嫁さん

《モンスター指数:★★★☆☆》
ゲストの方々には休日にいらしていただくので、喜んでもらえる結婚式にしたかったんです。なのに何も手伝わない彼にイライラ……。ついには何日間も、イヤミっぽく敬語で話し続けちゃいました。(MUGIさん)

花嫁さん

《モンスター指数:★★★★☆》
なかなか理想を叶えられない状況の時、彼に八つ当たりのひと言。「私が主役で、あなたは引き立て役なんだからー!」(emiさん)

花嫁さん

《モンスター指数:★★★★★》
仕事と家事をこなしながら、結婚式の準備に追われ、親に泣きながら愚痴っていました。ついには「もう結婚をしたくない」という気持ちまで湧いてきて。彼に「結婚を決めたことを後悔している」と、本心とは裏腹にとんでもないことを言って傷つけてしまいました……。(pecoさん)

花嫁さん

《モンスター指数:★★★★☆》
結婚式準備に無関心の彼に腹が立ち、興味を持つきっかけになればとファーストダンスを強要! 1年前から毎週末に3時間レッスン。練習にも乗り気じゃない彼に、「食事に嫌いなものを出すよ」というとやっと身について(笑)。彼が一つ一つ理解しないうちに準備をどんどん進めていったので、状況が飲み込めないループにはまっていたのかもしれません。(kikiさん)

〈家族〉に甘えすぎて……。
モンスター花嫁列伝2

イラスト。母が自身のドレスを着て欲しいと新婦に願ったところ「センスが悪いから無理」と言われ落ち込む母。モンスターも「無理」のポーズ

家族にごめんなさい

心許せる家族には、つい甘えてしまうもの。うっかり口が滑ってしまったり、他人には絶対にしないような行動に出てしまったり……。モンスターのいたずらで大変なことに!
和装の花嫁さん

《モンスター指数:★★★☆☆》
娘の結婚式を楽しみにしていた母。「私が着たドレスを着てほしい」と言うので写真を見たら、ちょっと昔風……。「センスが悪いから無理!」なんて心ない言葉で突き放してしまいました。結果、母の気持ちをくんでサプライズで着用したんですけどね(笑)。(にっしーさん)

花嫁さん

《モンスター指数:★★★☆☆》
両家の顔合わせ婚約食事会の前に、父が音を立てて食べるのが嫌で何度も注意したら大げんかに。今はまったく気になりません(笑)。(poposiさん)

〈スタッフ〉へのお願いが度を超えて……
モンスター花嫁列伝3

イラスト。新郎はパソコンから、新婦はスマホからメールをプランナーさんにビュンビュン送信中。モンスターが加勢。戸惑うプランナーさん

スタッフさんにごめんなさい

結婚式を運営するプランナーなどスタッフさんたちは、花嫁の気持ちに応えようときめ細かに対応してくれる場合が多い。しかし、花嫁の一生懸命な気持ちは膨らむ一方で、ついにはスタッフさんの顔に縦線が走る!?
花嫁さん

《モンスター指数:★★★★★》
8カ月間の結婚準備期間中のラストスパート2カ月間に、私と彼とがそれぞれに、一日あたり1通から2通の質問メールをせっせと送信。直前になると確認したいことが次から次へと出てきて、焦っていました。せめてふたりの意見をまとめて送れば良かったですね。(O.I.さん)

花嫁さん

《モンスター指数:★★★☆☆》
instagramなどでオシャレな写真をたくさん見ていたので、それが標準だと思い込んでしまって。ホテルのフォトグラファーさんに撮ってもらった写真が上がってきて、ガッカリ……。「一生に一度の結婚式で、生涯残る記録なのに!」ときついメールを送ってしまいました。今、冷静に考えると、事前にフォトグラファーさんの作品を見せてもらえば良かったんですよね。(kotonさん)

花嫁さん

《モンスター指数:★★★★☆》
「ミスのない完璧な結婚式にしたい」「ゲストへのおもてなしを大事にしたい」一心で、9カ月間で合計19回も打ち合わせをしてもらいました。深夜の23時30分まで打ち合わせが続いたことも……。私の暴走に付き合ってくださったプランナーさんには、感謝しかありません。(azusaさん)

これで安心。《モンスター花嫁にならない》傾向と対策

先輩花嫁の声をもとに「モンスター花嫁防止3カ条」制定

ガーランドを手にしてニッコリするカップル。モンスターしゅんとして立ち去るイラスト

【第1条:ひとりで全てを背負わない!】
「最高の一日になるように」「ゲストにスペシャルなおもてなしを」と目標を掲げ、責任感が強い頑張り屋さんほど、モンスターに取り付かれちゃうことが多いよう。彼、家族、友人、プランナーなど、周囲に相談に乗ってくれる人やサポートしてくれる人がいることを思い出して。

【第2条:ゆとりあるスケジュールを立てる!】
例えば、挙式まで6カ月あると、つい時間に余裕があるように思えてしまうけれど……。仕事、慣れない家事、新生活の準備、親族へのあいさつなど重なり、意外に結婚式準備に掛けられる時間は少ないことも。叶えたいことに優先順位をつけて、ゆとりをもった、現実的なスケジュールを立てよう。

【第3条:準備を楽しむ気持ちを大切に!】
「結婚式の準備期間」を、ただ忙しく走り去ってしまうのはもったいない。彼と一緒に、家族や友人と一緒に、あるいはひとりで自己満足に浸るのもOK。楽しむ気持ちを忘れずに、準備期間も素敵な思い出にしよう。

先輩花嫁、本気のアドバイス

花嫁さん

《やりたいこととやれることは、別もの》
限られた時間の中で、「やりたいこと」と「やれること」のすみ分けができていませんでした。彼については自分の思う通りには進まないという前提で、「彼がやることリスト」を作って、お願いすべきでしたね。(ゆんさん)

花嫁さん

《ミスはしたくなかった……》
「結婚式は、一生に一度の、多額の費用を掛けた一大イベント」と考えていたので、少しの不備も、少しの後悔もしたくないと神経をとがらせていました。結婚準備を楽しもうという気持ちが薄れていましたね。(ほなみさん)

花嫁さん

《もっと肩の力を抜いていたら……》
結婚式という目標に向けて必死でした。彼にアイテム作りを手伝ってもらっても、作業が雑で下手なので文句ばかり言って……。今思うと、もっと気楽に楽しむ気持ちで取り組めば良かったのかな、と思います。(pecoさん)

花嫁さん

《周囲のサポーターに気づかなかった》
「全て完璧にしなければ」という気持ちが強く、一人で抱え込んでしまいました。彼や友人、家族など、周りの人に話したり、協力をお願いしたりすれば良かったですね。(R.Oさん)

From 編集部

適切なスケジューリング&楽しむ気持ちが大事

“モンスター花嫁”の実体験を語ってくれた先輩花嫁に感謝! これから結婚式を迎える皆さんは、スケジュールの余裕と、準備を楽しむことを頭の隅において、モンスターを追いやってくださいね。

構成・文/千谷文子 イラスト/塚越貴子
※この記事に記載されているデータは、2017年6月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー73人が回答したアンケートによるものです。
※掲載されている情報は2017年8月時点のものです。

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