ゼクシィ PRODUCED BY RECRUIT

 

ゼクシィ最新号をチェック!

  1. 結婚情報ゼクシィTOP
  2. ゼクシィ WEB MAGAZINE
  3. 新生活・保険・家計
  4. 家計
  5. 【共働き夫婦は要注意!】その家計ルールで貯蓄できますか?
演出アイテム等
Share on>

【共働き夫婦は要注意!】その家計ルールで貯蓄できますか?

夢にまで見た彼とのハッピー新生活。でもいざ始まってみると「お金が貯まらない!」「誰のせい?」とモヤモヤしている夫婦も。その原因、多くは「最初にルールを決めていないから」なのだとか。家計のトラブルを未然に防ぎ、しっかり貯めるコツを、お金の専門家に聞いてみました!

アドバイスをくれるプロは……

ファイナンシャルプランナー 風呂内亜矢さん
風呂内さん

26歳の時、貯蓄80万円でマンションを購入したことをきっかけに、お金の勉強と貯蓄を始める。テレビ、ラジオ、雑誌、新聞などでお金に関する情報を精力的に発信。
近著に『その節約はキケンです』(祥伝社)、『デキる女は「抜け目」ない』
(あさ出版)など。
自身も共働き夫婦だからこその視点で、上手な貯蓄ポイントを伝授!

お互いの貯蓄額を「見える化」できていない夫婦は要注意

共働き夫婦の家計管理の方法は?

グラフ

20~30代の全国の共働き夫婦へのアンケートによると、家計管理の方法は以上の順に多いという結果に。

注目すべきは【1位】と【2位】。きちんと管理しつつ、お互いが自由に使えるお金も多く確保できる管理方法が人気。みんな、好きに使えるお金を手元に残したいんですよね!

でも、【3位】【4位】と比べて自由なお金が多い分、お互いの貯蓄額が見えにくくなるという危険性も。「相手も貯めているだろうと思っていたら、実は貯まっていなかった」というケースに陥りやすいタイプなんです。

みんなの家計をめぐるモヤモヤ、これが実態!

「ちゃんと貯蓄できてる、よね?」

イラスト

●ときどき滞納のはがきが!
「彼に貯蓄がまったくなく、将来がかなり不安。光熱費は彼の口座から自動引き落としにしているが、ときどき滞納のはがきを見つけてイライラ。もっと家計管理に敏感になってほしい!」(さにーさん)

●もっと安く買える日があるのに!
「特売日ではない日に何か買ってくる彼。明日はポイント5倍なのに、1割引きで買えるのに、と思うと切なくなる。今は食費・雑費以外の家計はすべて彼に任せているので、自制してくれていると信じているけど……」(Aさん)

●お小遣い以上の出費が……
「共働きで、お互い月のお小遣いを決め、それ以外は共有のお金として使っていくと決めたものの、彼はカードの使用額でお小遣い以上の出費が。なかなか共有のお金としてもらえていません。出費が多い時期ではあるので、落ち着いたら今までの分ももらう予定だけど」(ジュエリさん)

独身時代と変わらない感覚でお金を使ってしまう相手にモヤモヤ、というコメントがたくさん。このように、節約・貯蓄に対するふたりの意識・情熱に差があると、トラブルにつながりやすくなります。

出費より貯蓄に目を向けてみて

風呂内さん

相手が「何に・いくら使ったか」にモヤモヤするより「いくら貯まっているか」に目を向けてみて。毎月○万円と決めた金額さえ確保すれば、あとは何に使ってもOK、とすることでストレスなく貯められます。残高は日々変動するので、貯蓄額はざっくり50万円単位で把握するのがコツ!

「私の方が負担多くない?」

イラスト

●コンタクトレンズ代、ジムの会費って共通費?
「収入が同じくらいで、毎月同じ金額を共有財布に入れていますが、彼はコンタクトレンズ代やジムの会費を共有財布から支払うのでモヤモヤ。指摘すると『自分の化粧品代も共有財布から出せばいいのに』って。共有財布もそんなに余裕ないのに」(HARUKAさん)

●産婦人科の健診代って私の負担?
「産休前まではすべて折半。妊娠後は彼が出してくれていますが、産婦人科の健診代を私が払ってるのに少しモヤモヤ。これからしばらくは貯蓄が減ってく一方なのかな」(chieさん)

●私が節約しても、彼の飲み会が
「彼の収入は生活費に、私の収入は貯蓄に。お小遣いは特に決めず、節約を心掛けていますが……。彼の飲み会が多いと、節約もバカらしく思えます」(シュガーさん)

項目ごとの担当やルールがぼんやりとしか決まっていないと、「決まっていること以外」の出費の管理が曖昧になり、トラブルの原因になりがち。共通のお金から出すのはどんな項目の費用か、共通のお金として出し合う金額はフェアか、きちんと話し合うことが大事なんですね。

誰の負担か迷ったらその場で解決

風呂内さん

どんなに明確に負担ルールを決めても、日々の生活で「これはどっち負担?」という新たな問題は出てくるもの。特に新婚のうちはその繰り返しなので、迷ったらその場で解決を心がけて。1年目は最低でも毎月、それ以降はボーナス時などに話し合い、必要に応じてルールの見直しを。

共働きだからこそ! 大事にしたい家計ルールのポイント4

先輩カップルへのアンケート、風呂内先生への取材からわかった「家計ルールのポイント」をまとめてみました!

1.お互いの貯蓄額を「見える化」し、貯蓄ルールを決める
2.妊娠・出産などで収入が減ったときのルールも話し合う
3.何にいくら使ったかより、いくら貯まっているかに注目
4.家計の疑問はその場で解決。新婚のうちは月1で会議を

どれをとっても、話し合いが不可欠! 
いつでもお金について話し合える雰囲気をふたりの間につくっておくことも大事。結婚を決めた今こそ、少しずつお金について話すきっかけをつくろう。

モヤモヤ思い悩むより話し合いを

風呂内さん

ふたりの金銭感覚は、最初は違っていて当たり前。だからこそ、新婚のうちによく話し合うことが大事です。自分が細かいの? 相手がルーズなの? と考えるより、お互い口に出し、歩み寄りながらルールを決めていきましょう。

From 編集部

共働き夫婦こそ「貯蓄ルールの決定」と「見える化」が大事

「収入がふたり分だから」「ふたりで貯めているから」と安心しがちな共働き夫婦。でも実際は、お互いを当てにして、実は貯まっていないというケースも。共働きだからこそ、貯蓄ルールを明確に決め、その金額をお互い「見える化」することが大事なんですね。モヤモヤをためるより、たくさん話し合って、お金を貯めましょう!

取材・文/前川ミチコ イラスト/本田佳世 構成/小森理恵(編集部)
※記事内のデータならびにコメントは2017年5月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー106人が回答したアンケートおよび、既婚男女104人が回答したマクロミル調査によるによるものです
※掲載されている情報は2017年7月現在のものです

  • 保険・家計
  • 新婚生活
  • 新婚生活始めたて
  • 節約・貯蓄
  • スッキリしたい
  • 安心したい
Share on>

pagetop