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【サク読み】神前式は「どこも同じ」じゃないんです!~花嫁雑学 ゼクペディア5~

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結婚式にまつわる雑学をお教えするHappy百科事典「ゼクペディア」。第5回は神前式について。神前式というと、どこで行っても儀式の内容は一緒と考えるかもしれないけれど、実は神社によって微妙に異なる部分もあるって知ってた?

神様へ結婚を奉告し、幸せを祈願するのが神前式

4コマ

大正天皇(当時は皇太子)のご成婚の儀が契機となって生まれた神前式。最初に行われたのは1901(明治34)年といわれる。儀式の内容は年々整えられ、現在のような形になった。現在、神前式の儀式はどの神社も基本的には同じで、以下のようになる。

・入場
・修祓(しゅうばつ)
 →儀式に参列する人々のお払いをする
・祝詞奏上(のりとそうじょう)
 →ふたりの結婚を神様に奉告し、幸せを祈願する
・三献の儀(さんこんのぎ)
 →夫婦が永遠の契りを交わす。いわゆる三三九度の杯
・誓詞奏上(せいしそうじょう)
 →新郎新婦が誓いの言葉を読み上げ、神様に永遠の契りを誓う
・玉串奉奠(たまぐしほうてん)
 →玉串にふたりの心を乗せて、神様にささげる
・指輪交換
・親族杯の儀(しんぞくはいのぎ)
 →両家の結び付きを祝って参列者で乾杯する
・斎主あいさつ
・退場

「結婚式は人生儀礼のうちで、最も大切なものの一つ。ふたりが結ばれたことを神様に奉告し、感謝の気持ちをお伝えし、そしてふたりがいつまでも幸せでいられるように祈願するのが神前式です」と話すのは、赤坂氷川神社の惠川義孝さん。少し堅苦しく感じる神前式の儀式も、神様への奉告や祈願と考えると分かりやすい。

独自の儀式を取り入れる神社も!

神社によっては独自の儀式を行うところもある。例えば、赤坂氷川神社では「御櫛預けの儀(みくしあずけのぎ)」。

赤坂氷川神社のご祭神(神社に祭っている神様)は素戔嗚尊(すさのおのみこと)と奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)。「御櫛預けの儀」は素戔嗚尊が奇稲田姫命を櫛に変えて自分の髪に挿し、八岐大蛇(やまたのおろち)を退治したという故事に基づいたもので、結婚式では、女性の分身といわれる櫛を新婦から新郎へと預け、これからはふたりで力を合わせて人生を歩んでいくという誓いを立てる儀式となっている。

ご祭神や創建の由来、故事などに基づく独自の儀式を神前式に取り入れる神社は他にも。白い石に新郎新婦が署名して奉納する神田明神の「結び石の儀」や、新郎新婦の頭上で鈴の音を鳴らす中野沼袋氷川神社の「鈴幣の儀」など、神社によって色々。

神社を選ぶときは、ふたりの思いに合う儀式に注目をするのもいい。

※なお、神前式の儀式内容や挙式の受付方法などは各神社で異なるので、事前に確認をしよう。

オチコマ
Profile

取材協力 赤坂氷川神社

TEL 03-3583-1935

取材・文/粂 美奈子 取材協力/惠川義孝(赤坂氷川神社)、イラスト/伊藤ハムスター 構成/小森理恵(編集部)
※掲載されている情報は2017年4月時点のものです

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