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【連載】立原綾乃のOne&OnlyウエディングVol.7「絵本と文房具」

結婚式には大切にしたいことがいろいろあります。「テーマを決めること」もその一つ。テーマといっても色や形といった目に見えるものだけでなく、「想いの込め方」が鍵なのです。今回は立原綾乃さんが手掛けたウエディングの中から、新郎新婦のバックグラウンドである「絵本」と「文房具」を取り入れた、素敵なウエディングのつくり方をご紹介します。

「ふたりにゆかりのあるもの」をテーマに

鉛筆のエスコートカード
ひまわりのブーケ

新婦のAsamiさんが憧れていたガーデンウエディング。それは留学中に海外のナチュラルなウエディングに触れたことがきっかけだったそうです。私がこの世界に入った理由もまさに同じでしたから、お互いに通じ合うものがありました。

そしておふたりのバックボーンを伺う中で、出てきたキーワードが「絵本」と「文房具」です。お母さまが読み聞かせの活動をされていたというAsamiさんにとって、子どものころから身近な存在だった絵本。さらに新郎のMasayoshiさんのご実家が文房具店を営んでいらっしゃったことから、この2つをウエディングに取り入れようと決めました。

もう一つ、Asamiさんにお会いしたときにパッと感じたのは「笑顔が素敵! 明るいひまわりみたい」ということ。そこで季節の花であり、おふたりが好きなひまわりをメイン花材にして、式全体をデザインすることにしました。

【1枚目】「文房具」の鉛筆をエスコートカードに
【2枚目】ひまわりのような笑顔のAsamiさんをイメージしたブーケ

今回のカップル「Masayoshiさん&Asamiさん」

笑顔が素敵なMasayoshiさんとAsamiさんカップル。Asamiさんが海外に短期留学した際に体験した「みんなが自然でありのままのウエディング」に心惹かれ、綾乃さんのアトリエへ相談に訪れた。

【会場】軽井沢のオーベルジュ
※問い合わせは「TRUEwedding」まで(下記プロフィール欄参照)

ブライズメイドが一緒につくってくれた人前式

ひまわりの花びらでフラワーシャワー
森の中の人前式シーン
ブライズメイド

挙式のスタイルは人前式。ブライズメイドを務めてくれるご友人4人が、「こういう形で自分たちが挙式に携われたのがとても嬉しい」と、セレモニーの前に話してくれたのが印象的でした。お揃いの衣裳を着てただ花嫁のそばに立っているだけではなく、リングを運んだり、フラワーシャワーのお手伝いをしたり。「Asamiさんのために何かをしたい」と思う気持ちが言葉や立ち居振る舞いに表れていたので、とても感動的な式になりました。

【1枚目】フラワーシャワーもひまわりで。黄色の花びらが鮮やかに映えてきれい
【2枚目】森の中でのセレモニーは人前式スタイルで
【3枚目】ブライズメイドを務めてくれた大好きな友人たちと

ワンポイントadvice「テーマはさりげなく、がちょうどいい」

今回、テーマの一つに文房具があります。ただ、私たちが取り入れたのは、鉛筆で作った「エスコートカード」くらい。あまり主張し過ぎず、話のきっかけになる程度がちょうどいいと思います。今回はガーデンウエディングだったので、自然を生かし、風景にさりげなく溶け込むよう配慮しました。「こういうテーマだからこれをちゃんと置かなければ」とロジカルに考えるのではなく、バランスやさじ加減を大事にしましょう。

絵本の中のお気に入りのシーンをパーティで再現

森の中でのパーティ
シェフによる手作りジャム
ファーストダンス

挙式の後はいよいよ楽しいパーティの始まりです。テーマを聞いたシェフが用意してくれたのは、絵本『14ひきのぴくにっく』と『14ひきのあさごはん』をイメージした料理の数々。ネズミたちが森の中で食事をしたり、手作りのパンやジャムをおいしそうに食べるあの場面です。パンやキッシュ、スープのほか、ジャムの瓶やスプーンなども絵本の雰囲気に合わせて準備してくれました。
ちなみにみんなに見守られながら踊る新郎新婦のファーストダンスも、まるでロマンチックな物語のワンシーンのよう。そうやって、みんなで絵本の中に入り込んだような素敵な時間を過ごしました。

【写真上段】自分たちの椅子を持って、ゲスト卓を自由に移動しながら歓談するふたり
【写真中段】絵本に出てくるようなジャムやパンをシェフが再現してくれた
【写真下段】森の中でのファーストダンス。偶然ながら、こちらも絵本に出てきたワンシーン

ワンポイントadvice「ふたりの席をゲスト卓に設ける方法もあり」

「集まってくれたゲスト全員が物語の主役」。そんな想いを胸に、MasayoshiさんとAsamiさんは自分たちの椅子を持ってゲスト卓を移動し、お食事や会話をみんなで楽しむことにしました。まさに森の中の『ぴくにっく』の世界ですね。ゲストにとっても忘れられない特別な一日になったことでしょう。
このように少人数のパーティでは、メイン卓を固定してしまわず、ふたりが自由に動きながらおもてなしをするスタイルもお勧めです。皆さんもぜひ取り入れてみてくださいね。

森の中に「絵本の読み聞かせコーナー」を

新婦母による絵本の読み聞かせシーン
絵本コーナー
ゲストと触れ合うふたり

Asamiさんのお母さまは、昔から自宅の一部屋を開放して近所の子どもたちに絵本の読み聞かせをなさっているのだとか。そんなお話を伺っていたので、会場の一角に絵本のコーナーを作りました。そしてパーティの合間に自然と始まった「読み聞かせの会」。お母さまがロケーションに合わせてセレクトしてくださったのは『もりのてぶくろ』という絵本です。集まった人たちも童心に返って目を輝かせ、森の中に陽だまりのような温かい時間が流れます。
さらに、優しく朗々とした声で読み上げてくださったのが『祝婚歌』という詩。どこか母から娘へのメッセージのようにも思えて、とても感動的でした。

【1枚目】Asamiさんのお母さんの「読み聞かせ」に耳を傾けるゲスト
【2枚目】森の中に再現した「絵本のコーナー」にはお母さんが用意した50冊もの本が
【3枚目】ゲスト一人一人に笑顔で話し掛けるふたり

ワンポイントadvice「どんな人でも楽しめる自由参加の演出を」

森の中に作った「絵本のコーナー」ですが、ポイントは無理強いしないこと。席で食事やおしゃべりを続けたい人はそのまま、興味のある人だけちょっと移動してコーナーへ。そんな自由な雰囲気も、おふたりが大切にしたいと考えていたことの一つです。

物語の締めくくりは「心からのスピーチ」

ひまわりを持って微笑み合うふたり

楽しかった一日の締めくくりに、いろんな方からスピーチをしてもらいました。素敵な時間を過ごしたからこそ出てくる心からの言葉。謝辞の場面では、新郎のMasayoshiさんもそんな皆さんの姿に触れて感極まり、その場で湧き上がってきた感謝の想いを涙ながらに語っていたのが印象的でした。思いがけない胸の内が聞けるのも結婚式の素晴らしいところですね。

From 編集部

From綾乃「ストーリーはみんなでつくるもの」

思い出の「絵本と文房具」をウエディングに取り入れて、物語の世界を広げていったおふたりの結婚式、いかがでしたか? そしてそこにゲストが加わり、みんなの想いが重なり合って本当のストーリーが出来上がっていくのです。皆さんもぜひ参考にしてみてください。

立原綾乃さんの顔写真
Profile

立原綾乃 TRUEwedding代表/ディレクター

「結婚式という時間そのものをデザインする」という新しい発想で、日本のウエディングデザイナー第一人者として活動。特定の会場を持たず軽井沢・ハワイに特化した1日1組のオーダーメイドウエディングプロデュース「TRUEwedding」を手掛ける。
相手の想いを形にする抜群のセンスと彼女にしかつくれない温かな時間は、ウエディングにとどまらず、ライフスタイルにおいても多くの女性から人気を集めている。

TRUEwedding TEL03-6450-6363(11:00~19:00)
http://truewedding.jp/

企画・監修・写真提供/立原綾乃 構成・文/南 慈子
※掲載されている情報は2017年3月時点のものです

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