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【厳選実例】プランナーさんと見つけた、家族の過去と未来をつなぐ結婚式

すてきな結婚式を作り上げるのに大きな力を発揮してくれるのがウエディングプランナー。プランナーのアドバイスやサポートで、自分たちが思っていた以上の結婚式が出来上がることがある。今回ご紹介するのは、プランナーのちょっぴり踏み込んだ提案により、結婚式で家族との絆をより深めることが出来たカップルのストーリーです。

母への複雑な思いを抱える新郎とそれを支える花嫁

新郎新婦

職場恋愛を育み、結婚へと至った孝介さん、美樹さんカップル。結婚式では「家族や大切な人たちにふたりから結婚を報告して感謝の気持ちを伝え、みんなで和気あいあいと楽しみたい」と考えていた。とはいうものの、新婦の美樹さんにはちょっぴり気掛かりなことが……。それは新郎孝介さんと彼の母との関係だった。

孝介さんの父母は孝介さんが幼い頃に離婚。以来、父は姉(孝介さんにとっては伯母)の力を借りながら、男手一つで孝介さんを育て上げた。そんな父が再婚したのは孝介さんが20歳の時。「もう大人だったし、男だし、そんなに話すことはなかったですね」と話す通り、新しい母との関係は少し距離を取ったものであり、それは30歳を過ぎても変わることはなかった。

家族の関係がいや応なくクローズアップされる結婚式で、孝介さんの複雑な心情を案じる美樹さん。家族全員仲良しという明るい家庭で育った美樹さんだからこそ、「この結婚式で孝介さんとお母さまの距離が少しでも縮まればいいなとも思っていました」と語る。

母との絆を感じられる演出を盛り込んだ人前式

サインをする母たち
結婚証明書とウエディングツリー

結婚式が孝介さんと母の関係性を変えるきっかけにならないだろうか、そんな美樹さんの思いを形にしてくれたのがプランナーの高浦明日美さんだった。高浦さんが最初に提案したのは、人前式のセレモニーで母に立会人になってもらうこと。「家族と一緒に楽しめる結婚式に」というふたりの思いを叶えながら、孝介さんと母の距離を縮めることもできるし、両家が一緒になって新しい家族が誕生することを表現できると考えたのだ。

「母に負担を掛けるのでは?」と最初はあまり乗り気ではなかった孝介さん。だが、ゲスト全員にウエディングツリーに指印を捺してもらうこと、孝介さんのおいとめいにリングボーイとリングガールを務めてもらうことなどと同様、家族とゲストで作り上げるセレモニー演出の一つとして両家の母がゲストを代表して結婚証明書に署名をすることを盛り込むという意図をくみ取って、高浦さんの案を受け入れることに。また、母への指名はサプライズとすることで、母の心理的負担をなるべく少なくするように配慮した。

「サプライズで指名した時、母は少し戸惑って遠慮するような雰囲気もありました。けれども、僕たちの思いを受けとめてくれ、両家の母で署名をしてくれたんです。ホッとしたと同時に、やはりうれしかったですね」と孝介さん。

[写真1枚目]結婚証明書に署名をする母らと、見つめる新郎新婦
[写真2枚目]両家母の承認のサインが入った結婚証明書とゲスト全員の指印で仕上がったウエディングツリー

母からもらった思い出のネクタイを身に着けて再入場を

新郎新婦再入場
家族

披露宴でもふたりの距離を縮める仕掛けができないかと考えた高浦さんは、孝介さんと母が初めて会った時、就職が決まったばかりの孝介さんに母がネクタイをプレゼントしてくれたというエピソードから、そのネクタイを身に着けて披露宴に臨んではどうか、と提案。

孝介さんは「気付いてくれるかな?」と心配そうだったが、美樹さんが笑顔で後押し。披露宴のお色直しの際にそのネクタイを身に着けてテーブルラウンドをすることに。当日は、母がネクタイに気付きやすいようにと、会場スタッフがテーブルセッティングを微調整。美容スタッフがジャケットの前を開けてよりネクタイが目立つようにとスタイリングし、ふたりは華やかに再入場した。

ふたりが孝介さんの父母のテーブルへと足を運んだ時、ネクタイに真っ先に気付いたのは母。うれしそうにほほ笑む母の顔を認めた孝介さんは照れたような笑顔を見せ、そんなふたりを美樹さんと孝介さんの父が優しく包み込んだ。

「母がネクタイに気付いたことはすぐに分かり、ほっとしました。自分が大切にしてきたネクタイが、母にとっても特別なものだったと分かって本当にうれしかったです。まだ照れもあり、ざっくばらんに話せる関係になるにはもう少し時間がかかりそうですが、この結婚式を機に今までよりは距離も縮まりそうです」と孝介さんは話してくれた。

母代わりの伯母へデザートプレートで気持ちを伝えて

涙する叔母
プレート

結婚式ではもう一人、感謝の気持ちを伝えたい人がいた。それは孝介さんの伯母。父が一人で子育てに奮闘するのをサポートし、孝介さんの母代わりとして惜しみない愛情を注いでくれたという。「いとこたちと一緒に、まるできょうだいのように育ちました。ありがたかったですね」と孝介さん。

そんな伯母にも感謝の気持ちを伝えたいと考えた孝介さん。ただ、あまり派手な演出に仕立てるのは自分たちが目指している結婚式の雰囲気にもそぐわないし、叔母も居心地が悪いだろうと考え、デザートプレートに「ありがとう」のメッセージを記したクッキーを飾り、さりげなくプレゼントすることに。

宴もたけなわのデザートタイム、わが子と分け隔てなく慈しんで育てたおいの結婚式をリラックスして楽しむ叔母がいた。そこへ「新郎さまよりお預かりしています」との言葉を添えてスタッフが特製のデザートプレートをサービス。クッキーに記されたメッセージを見た途端、伯母の目からは涙があふれ出て止まらなくなった。

「デザートに托した短いメッセージに僕の思いを込めました。後で伯母の反応をスタッフさんから聞き、伯母が僕の気持ちを理解して、丸ごと受け止めてくれたことが分かりました。うれしかったし、やってよかったなと思いました」。

結婚式を終えてfromプランナー高浦さん

「ふたりの思いをスタッフと共有し、より的確に伝えられる結婚式に」

新郎新婦とプランナー

プランナー高浦さんはふたりに寄り添う過程で、どのような想いを抱いていたのだろうか。
「おふたりの思いを最大限引き出し、結婚式という場で表現出来るようにお手伝いをするのが、プランナーの役割だと思っています。今回のご結婚式ではどこまで新郎様の心情に踏み込んでいいものか悩みながら、さまざまな提案をさせていただき、私自身も葛藤しながらプランニングをさせていただきました」。

また式当日を振り返って、「おふたりの気持ちをゲストの方々に伝え、過去と未来をつないでいくために、私たちが出来ることは何か。おふたりの気持ちを最も良く知る私がそれをスタッフに伝えて共有することで、スタッフも自発的に動くことができ、おふたりの思いをより的確にゲストに伝えることが出来た結婚式になったと考えています」とじみじみと語ってくれた。

結婚式を終えてfrom新郎・孝介さん

「思っていた以上に充実した時間になった」

家族

結婚式は自分たちのために行うのではなく、自分たちを支えてくれた人たちのために行うもの考えていたふたり。「結婚式をひとつのきっかけとして、母や伯母など気持ちを伝えたい人に、さりげなくだけれどもしっかりと表せたことが良かったなと思っています」と孝介さん。

また、孝介さんにとって結婚式は美樹さんのためのものでもあった。「彼女に花嫁衣裳を着せてあげたかったし、彼女の親御さんにも見せてあげたかった」。これまで自分を支えてきてくれた美樹さんへも気持ちを表したい。そんな孝介さんの思いを知った高浦さんは、100本のバラの花束を贈ることを提案。100本のバラには100%の愛という意味があり、孝介さんの思いにも叶うものだった。結婚式終了後、ふたりになれる機会を特別に作り、そこで孝介さんがプレゼント。美樹さんは「私にまでこんなことをしてくれるなんて本当にうれしい!」と涙を流して喜んだ。

「自分たちが思っていた以上に充実した時間を過ごすことが出来た」と大満足のふたり。結婚式が家族の過去と未来をつなぎ、ふたりの新生活を照らす明るい光となったようだ。

From 編集部

家族の関係性を好転させる結婚式の“力”を実感!

「結婚式には大きな“力”がある」と、ゼクシィは考えています。この結婚式ほど、そのことを実感させてくれるものはないと言っていいでしょう。結婚式をきっかけに新しい関係を築き始めた新郎と母、花嫁も改めて家族の大切さを実感することになったといいます。関係改善にはプランナーの提案も一役買い、両家の笑顔が溢れる結婚式に仕上げました。単なるパーティではない意味のある結婚式、あなたもプランナーと一緒に作り上げてみてはいかが?

取材・文/粂 美奈子 取材協力/LAGUNAVEIL OSAKA(無料TEL:0120-987-881) 構成/松隈草子(編集部)
※掲載されている情報は2016年11月時点のものです

※この記事で取り上げた結婚式は、リクルートブライダル総研主催「いい結婚式」のプランニングコンテスト『Good Wedding Award 2016』最終審査会で入選したものです

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