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プロが指南! 先輩の「手作りプロフィールビデオ」ブラッシュアップ術

プロフィールビデオについて先輩花嫁に聞いたところ、98人中62人が手作りしたと回答。その多くが映像制作が初めてで、制作期間は約1~2カ月。ふたりで試行錯誤しながら作ったビデオは力作だけど、プロにアドバイスをもらえればもっと良くなるはず! そこでホームビデオ編集教室FURWA(ふぅわ)講師の小野寺史江さんに、実際に先輩夫婦が手作りしたビデオをチェックしてもらいました。ビデオ作りの参考にしてみて。

まずは先輩カップルのビデオ制作をリポート!

プロフィールビデオを手作りしたふたりを紹介

先輩カップル

今回手作りプロフィールビデオを提供してくれたのは、杉山治彦さんと満梨奈さんカップル。結婚式のアイテムはできるだけ手作りしてふたりらしさを出したいと考え、映像制作に初めてチャレンジしたそう。

――手作りしようと思ったのはいつ頃?
招待状を発送した後、結婚式の費用がだいたい分かったので、できるところは手作りで節約したいと思い、式の2カ月前にインターネットで作り方を調べました。

――実際に作ったのはいつ頃?制作期間は?
作ったのは式の1カ月前。写真選びが約1週間、その後、3連休を利用して3日間ほぼビデオ制作だけに集中して完成させました。

――使ったソフトは?
無料ソフトのWindowsのムービーメーカーをダウンロードしました。

――手順は?
プリントされた写真をスマホで接写してパソコンに取り込み、写真の順番を決めてスライドショーを作成。その後写真の流れに合いそうな曲をいくつか試して2曲ピックアップ。ふたりの出会いの部分で曲を変更しました。最後に字幕を載せました。

――作る時に意識したことは?
ふたりのことを知ってもらうため、大好きなお祭りや趣味など人柄が分かる写真を入れました。できるだけ多くのゲストが写っている写真を選び、飽きずに楽しめる長さにしました。

ふたりが作ったプロフィールビデオを大解剖!

【前半部分 約2分30秒】
(1)黒画面・・・6秒
(2)オープニングタイトル・・・8秒
(3)治彦さんプロフィール・・・60秒
   写真(幼少期3枚、高校時代3枚、大学時代4枚、社会人1枚)
(4)満梨奈さんプロフィール・・・76秒
   写真(幼少期4枚、高校時代1枚、大学時代5枚、社会人4枚)

【後半部分 約1分50秒】
(5)ふたりの出会い(写真1枚)・・・6秒
(6)交際中の思い出(写真12枚)・・・58秒
(7)プロポーズ(写真2枚)・・・10秒
(8)結納(写真1枚)・・・7秒
(9)結婚報告(写真2枚)・・・11秒
(10)ゲストへのメッセージ・・・15秒
(11)フェードアウト・・・3秒

※実際には前半と後半を連続して上映しています
※一部画像修正を加えています。また音楽は著作権の観点から差し替えています

映像のプロに手作りビデオを見てもらいました

まずは良かったところをヒアリング!

先生チェック

「無料ソフトを使って初めて独学で作成したにしては、よくできていると思います。活動的なふたりのキャラクターにマッチしていますね」(小野寺さん、以下小)

【特に良かったところ】
・「見ている人が飽きない長さ」
 →手作りの場合は5分前後がベスト。ふたりのビデオは4分20秒で◎。

・「映像の前後に黒画面を入れている」
 →起動にかかる時間が再生機器によって違うため、前後に黒画面を入れるのが大事。

・「字幕の下に帯が入っている」
 →写真の上に字幕がかぶるときでも薄い帯が入っているので字が読みやすい。

・「ふたりのイメージに合った和風の太い書体」
 →お祭りっぽい書体とふたりのプロフィールが合っている。

・「音楽を切り替えるタイミング」
 →出会いの場面から切り替えることで分かりやすくなっている。

・「プロポーズの時期や結婚記念日の紹介」
 →結婚までの流れがゲストによく分かる。

手を加えるともっと良くなるポイントも聞きました!

カメラ

「曲に合わせて映像が流れていくと心地よく感じるので、制作手順としては曲を決めてからリズムに合わせて写真を入れていくほうがいいですね」(小)

【こうするともっと良くなるポイント】
・「プリントの写真はスキャナーで取り込む」
 →スマホで接写すると写真が不鮮明になりがち。プリントの写真はスキャナーでデータ化してパソコンに取り込みましょう。スキャナーがない時は、コンビニの複合機が便利。

・「字幕の位置を固定する」
 →字幕の位置が写真によって変わると、見る側の目線が動き見づらい原因に。また、字幕が画面の枠ギリギリに入っている個所があるので、字幕が切れないよう画面の枠より20%以上内側に字幕を入れましょう。

・「字幕の長さを一定に保つ」
 →2行になっている字幕をすべて1行にすると読みやすくなります。短すぎても寂しくなるので、20文字程度に揃えるとベスト。

・「写真と音楽のテンポを合わせる」
 →3拍子や4拍子など曲のリズムをとって、リズムを2回繰り返す間に写真が1枚入るよう調整すると曲と写真が合って見やすくなります。

・「写真の中に写っている本人の顔にズームする」
 →大勢で写っている写真の中で、どれが本人なのか分からない写真があります。本人の顔にズームインするか、本人の顔からズームアウトすると分かりやすくなります。

初心者でもできるプロフィールビデオのアレンジ方法は?

撮影

「初心者の場合、プロ並みを目指すのではなく、手作り感を大切に時間に余裕を持って式の3~4カ月前には制作を開始しましょう。頑張ってみたい人は、以下の方法を参考に!」(小)

【初心者でもできるアレンジ方法】

・「部分的に動画を入れてみる」
→オープニングやふたりの出会いのパート、エンディングのコメントなどに動画を入れると躍動感が出ます。動画を撮影するときは、スマホでも横長の画面で撮ることを忘れずに!

・「場面の切り替えでフリップを入れてみる」
→常に写真を流すのではなく、時代が切り替わる時に文字でフリップを入れるとより分かりやすくなります。例えば「サッカーに熱中した小中学校時代」などと、場面にタイトルを挟んでみましょう。

・「両家の親の結婚式の写真を入れてみる」
→通常は本人の誕生からプロフィールの紹介が始まりますが、親族のゲストが多い場合などは、両家の親の結婚式からさかのぼると懐かしさもあって、見入ってくれることが多いようです。

From 編集部

手作りビデオはふたりらしさを大切に

プロフィールビデオは、ふたりの人となりを知ってもらうための演出。高度な編集技術はなくても、手作りならではの温かみや人柄、メッセージが伝われば十分。ふたりのできる範囲で、楽しみながら制作しよう。式の1カ月前までには完成できるよう、早めに取り掛かって。

講師写真
Profile

小野寺 史江 ホームビデオ編集教室 FURWA(ふぅわ)講師/エディター

TV番組制作会社やCM編集会社で映像編集の技術を磨き、有名企業のCMを数多く編集。その後、大切な人のために映像を制作して喜んでもらいたいと、アマチュアが撮影した映像を自分で編集するための教室「FURWA(ふぅわ)」を開校。TVCM業界で培ったノウハウをもとに、初心者でもできる「楽しくて幸せな気持ちになる映像演出法」を伝授している。結婚式の動画制作をはじめ、子どもの学校行事や家族旅行、自社紹介ビデオなど、さまざまな目的の受講者にマンツーマンで教えている。

ホームビデオ編集教室 FURWA(ふぅわ)
TEL03-5957-7628 
http://furwa.co.jp

取材・文/稲垣幸子 映像編集/中村圭介
取材協力/ホームビデオ編集教室 FURWA(ふうわ)TEL03-5957-7628
※掲載されている情報は2016年11月時点のものです
※記事内のデータは2016年10月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー98人が回答したアンケートによるものです

【プロフィール映像を作るときに知っておいてほしいこと】
会場によって手作り映像の持ち込み、及び使用する音源に制限があるため、事前に会場に確認をしましょう。

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