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【サク読み】ドレスと白無垢、同じ「白」でも違うんです! ~花嫁雑学 ゼクペディア1~

タイトル上

結婚式にまつわる「へぇ~」な雑学をお教えするHAPPY百科辞典『ゼクペディア』。第1回目は結婚式衣裳の「白」について。洋装でも和装でも花嫁に白い衣裳は付き物だけれど、なぜ「白」なのかその理由をご存じ? 「白」に隠された意味、ちょっと気になりませんか?

ドレスちゃんと白無垢さんが、「白」の違いを語る!

4コマ

白のウエディングドレスはビクトリア女王が仕掛け人?

ヨーロッパの花嫁たちはずっと白のウエディングドレスを着てきたかと思いきや、実は19世紀前半くらいまではウエディングドレス=白ではなかったのだとか。
当時、結婚式の衣裳の色は特に決まっておらず、一般的には式後もリフォームしやすいカラードレスを選ぶ人が多かったそう。

一方、ドレスのリフォームの心配をする必要のない上流階級では、若い女性の正装用として着られていた白ドレスをウエディングドレスに選ぶことが多かった。この白ドレスを大流行に導いたのが、ビクトリア女王。
ビクトリア女王の結婚式の様子が大々的に広まり、女王が着たウエディングドレスにも注目が集まり、その他の階級にも人気に火が付いた。

なお、白いウエディングドレスの人気が出た理由としては、白が持つ「純潔」「無垢」「純真」というイメージの力も大いにあったよう。当時、花嫁は処女であることが求められたので、それを目で見て分かる形で現したのが白のドレスでもあったというわけ。ビクトリア女王がきっかけとなり、白のウエディングドレスは、いまも花嫁の象徴として多くの女性たちの憧れの的になっている。

白無垢は神に仕える儀式の服だった!?

一方、日本の花嫁衣裳といえば白無垢が挙げられる。日本でも結婚式に白の衣裳を着る習慣は古くからあり、平安時代あたりから白の衣裳を着ていたよう。ただし、白の衣裳を着られるのはヨーロッパと同様、上流階級に限られていたようで、それは江戸時代から明治時代にかけても続いていた。

なお、結婚式は神に仕える儀式だという説があり、白無垢は神事のときに着る斎服の流れを汲んだものともいわれる。花嫁は白い着物を着て神に仕え、その後、お色直しで色物の着物を着ることは、人間の世界に戻ってきたことを意味するのだとか。また、白い着物は葬儀のときに着るものであったことから、結婚式で白い着物を着るのは結婚相手と最期まで添い遂げる覚悟を表明したものでもあった。

いろんな意味を込めて花嫁たちに受け継がれてきた「白」の花嫁衣裳。自信を持って身に着けて、さぁ堂々と愛を誓って!

イラスト

取材・文/粂 美奈子 イラスト/伊藤ハムスター 構成/小森理恵(編集部)

※参考文献:坂井妙子『ウエディングドレスはなぜ白いのか』(勁草書房)、中江克己『江戸の冠婚葬祭』(潮出版社)
※掲載されている情報は2016年12月時点のものです

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