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パティシエ本澤 聡 a tale of cake15「作品例:スパイシーな記憶を残す」

スイーツショップ「アニバーサリー」のパティシエがお届けする、おしゃれでおいしくて感動しちゃうウエディングケーキの話。
第15回は、実際にオーダーを受けて作ったウエディングケーキをピックアップ。そこに込められた新郎新婦の希望や思いも併せてご紹介します。
今回は、白基調のスタイリッシュなケーキ。一見とてもシンプルですが、細部にまでこだわりが行き届いたおふたりの熱い作品なのです。

見た目、味、香りの3拍子で記憶に残るケーキを

シナモンケーキ全体

白いストライプのケーキに、おなじみのイチゴは見当たりません。使用した果物は鮮やかなオレンジと秋に旬を迎えたイチジク。さらに渋い茶色のシナモンと八角をトッピングし、色を使いながらも洗練された上品さが漂います。

実はこちらのケーキ、ベースとなるスポンジが紅茶風味なんです。紅茶の味を引き立てるデコレーションにすべく、甘酸っぱい2種のフルーツと刺激的なスパイスをミックス。中にはオレンジとピンクグレープフルーツをサンドしました。
見た目と味、さらに香りが三位一体となったこだわりのケーキ、大人のウエディングにふさわしい佇まいだと思いませんか。

新郎のデザイン画に込められた想いを現実に

デザイン画1

このケーキのデザインやアイデアは、99%新郎新婦からのもの。
通常はプランナーやパティシエがおふたりの希望を聞いてラフスケッチを起こすケースがほとんどですが、今回は絵が趣味である新郎さまが自らデザインを作成してくださったのです。

クラシカルな会場に合わせてデザインは上質かつ控えめに。そして味はとびきりおいしいものを、というのがおふたりのこだわりでした。
そこで持ち込まれた初回のラフスケッチは、オレンジをぐるりとらせん状にあしらったデザイン。そこから打ち合わせを重ね、少しずつ変化していきました。

ストライプ柄も強弱をつけて

デザイン画2

ケーキの側面のデザインは、最終的にオレンジのデコレーションから白いストライプ柄に進化しました。
これは披露宴のテーマ「紡ぐ」を投影したもの。おふたりの出会いに加えゲストとのご縁も大切にしたいということで、それらを結び繋げるリボンをケーキに取り入れたのです。
新郎さまからは再びラフスケッチをいただき、リボン幅のご希望もしっかり確認。強弱のあるストライプ柄が、真っ白なケーキにリズム感をもたらしてくれました。

それに伴い、デコレーションはオレンジに加えイチジクも並べることに。2つのフルーツとシナモンや八角の立体感で、披露宴にふさわしい華やかさも大切に演出しました。

トッピング

さらにゲストに振る舞う際にももう一工夫! 切り分けたケーキの上に、砕いたピスタチオとドライフラワーをパラパラと振り掛けて提供することに。
もちろんこれも、ゲストに楽しんでもらいたいという新郎新婦からのアイデア。にぎやかな食感が加わったケーキは、皆さんから新鮮な反応があったようですよ。

完成図だけでなく、大切なゲストに味わってもらうまでをゴールと考えたおふたりの想いをお手伝いできたことが、製作者としてもたいへんうれしい思い出になったケーキでした。

本澤 聡
Profile

本澤 聡 ウエディングケーキを主体としたスイーツショップ「アニバーサリー」早稲田店パティシエ。

2005年に入店。ケーキ、引菓子、プチギフトなどの製作を手掛けるほか、青山店で開催するお菓子教室の講師も担当。デザイン性豊かな同店のケーキは、たびたびゼクシィ誌面のイメージビジュアルに登場し話題となっている。
http://www.anniversary-web.co.jp/

構成・文/伊藤佳代子
※掲載されている情報は2015年12月時点のものです。

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