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今日も世界のどこかで誰かが誓う♪WORLD WEDDING vol.9

家族写真

外国の結婚式ってどんな感じ? 日本の結婚式と何が違うの? そんな興味に応えるWORLD WEDDING第9弾の今回は、初の新婦が外国人というケース。インドネシア共和国国籍の新婦はイスラム教徒。彼女と結婚するためにイスラム教に改宗して臨んだ日本人新郎の、決意の結婚式をレポートします。

付き合う=結婚がイスラム教のルール。覚悟を持って恋人同士に

新郎新婦の写真

新郎の豊さんと新婦のレファさんの出会いは豊さんが出張で訪れたインドネシア。伝統とテクノロジーを併せ持つ日本に興味があったレファさんが豊さんに声を掛けたことがきっかけで食事に行くことに。
出会って4、5カ月後、「付き合いたい」と申し出た豊さんにレファさんは「私はイスラム教徒なので付き合う=結婚です。そしてイスラム教徒としか結婚できないんです」と回答。イスラム教徒は豚肉が禁止、飲酒禁止、年に1回1カ月の断食があることなどを調べた上で、豊さんは改宗を決意。およそ2年間の交際を経て、結婚することとなった。

挙式に先立ち新郎ひとりインドネシアへ。イスラム教に改宗

普段着の新郎新婦

インドネシアでの挙式&披露宴の日取りは6月23日。それに先立ち、豊さんはゴールデンウィークにひとり日本からインドネシアへ。
イスラム教に改宗するためモスクへ足を運び、イスラム教徒の男性3人以上の前で唯一、アラーを神として信じることを誓った。コーランを渡され、イスラム教徒となったことの証明書を書いてもらい晴れてイスラム教徒となった。

親族も友人もご近所さんも、総勢約200人がふたりの結婚式に参加

衣裳を着た新郎新婦

ふたりが結婚式場に選んだのは、レファさんの地元である西ジャワ州リッポ・チカランにある大きなホールを備えたシーフードレストラン。日本からは豊さんの父、母、弟、職場関係者4人の計7人が駆け付け、総勢約200人がふたりの結婚式に参加した。これはインドネシアでは少ない方とのこと。
豊さんとその親族は会場の外から音楽と踊りの一団に導かれながら会場内へ。ここから、日本とは大きく異なるイスラム教式が始まった。

時代の変化により、結婚式の会場はホテルやレストランが主流に

挙式はイスラム教式であっても、必ずしも宗教施設で挙式をする必要がないというインドネシア。従来、モスクか新婦自宅で結婚式が執り行われていたが最近ではホテルやレストランが多いそう。

緊張の挙式。結婚に関する条文を3回言い間違えたらその日の挙式は中止!

役人たち

インドネシアでのイスラム教式は、政府宗教省の役人と両家立会いの下行われる。
まずは豊さんのみが入場し、結婚に関する条文をインドネシア語で暗唱するのだが、これがくせ者! 言い間違いやスラスラ言えないなど、3回のミスでその日の挙式が中止になる。豊さんは前日に条文を聞き、猛練習。無事に1回でクリアした。
政府関係者やゲスト全員の承認を得ると、初めて新婦レファさんが登場となる。指輪を交換し、コーランを唱えた。

花嫁の豪華な民族衣裳は髪飾りも圧巻。メイクもバッチリ

豪華絢爛(けんらん)な花嫁衣裳。インドネシアでは髪飾りやスカートの模様が地域によって異なる。レファさんは実家がある西ジャワ地方のものを選択。挙式は民族衣裳をアレンジした白のドレスで、披露宴は伝統的な民族衣裳をまとった。
また、両家親族は同じ色、同じ柄の衣裳を着用するのがルール。

披露宴は延々3~4時間、お祝いの言葉を掛け続けられるのがインドネシア流

ゲストにあいさつをする新郎新婦

挙式に続いて行われた披露宴。会場に設けられた高砂に豊さんとレファさん、両家親が横一列に並んだ。ゲストは列をなし、順々に高砂のふたりと両家親にお祝いの言葉を掛けるのだが、さすがは約200人が参列した結婚式。これが延々3、4時間続いた。
その間、参列者は飲んで、食べて、踊って。食事はビュッフェ形式で、披露宴の間ゲストの出入りは自由。お祝いの言葉だけを残し、すぐに帰るなんていう人もいたという。
「出入り自由の結婚式だとたくさんの人が来てくれるので、知人が多い人にはいいかもしれませんね」とは豊さん。

両家の結婚に対する認識は同じ!?

挙式も披露宴も大きく様式が異なる日本とインドネシア。その一方、両家親とも「結婚とは家と家が結び付くことである」という共通の認識があることに豊さんは驚いたという。豊さんも考えているように、最近の日本では個人と個人の結び付きと考える人が多くなっているが、「妻は夫の家に嫁ぎ、夫の家の人間になる」という認識は両家親間で同じだった。

気になるインドネシアの結婚式のお金事情

衣裳を見せる花嫁

「インドネシアの伝統で新郎側がお金を出して準備は全て新婦側が担当します。結婚式の費用は平均300万~400万円とちょっとお高め。ご祝儀の相場は2000~3000円。引出物は銀色のがま口のポーチを用意しました。あと、日本からインドネシアに海外送金するのは大変でした」(豊さん)

日本の住吉大社での本格的な神前式も

豊さんの父と母のために日本でも挙式と披露宴を実施。「インドネシアの結婚式はみんなが自由に出入りしてOKだけど、日本の神前式は家族の契りなので家族のみが参列し、ゲストは周囲で見ていることに驚きました」(レファさん)

From 編集部

人の人生を変えて、人と人を結ぶのが結婚式

挙式も披露宴も日本とインドネシアには大きな違いがありました。それでも国や文化を超えて、「結婚は家と家が結び付くこと」という意識が両家の親にはありました。
また、改宗をして結婚式に臨んだ豊さんの男気。結婚には人生を大きく変えるパワーが、結婚式には人と人を結ぶパワーがある。やっぱり、結婚って特別なものですね。

文/原口好美(ミューズ・コミュニティー) 構成/松隈草子(編集部)
※掲載されている情報は2015年11月時点のものです

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