ウエディングドレスの値段って何で変わるの?
花嫁にとって晴れの舞台を飾るドレスは、こだわって納得のいくものを選びたいもの。とはいえ気になるのが値段。一見同じように見えても、ものによってピンキリ。一体、何でこんなに金額が違うの?と疑問に思っているあなたに、ドレスの値段に差が出るポイントをお教えします。
値段が変わるポイント その1<素材>
ドレスの値段を左右する要素の中でも、基本となるのが使用する布地の素材。布地やレース部分に高価なシルクやシルクオーガンジーが使われているものは比較的高め。一方、サテンやポリエステルなど化繊が使われているものは値段が安くなります。見た目の違いは並べて見比べないと分からないところもありますが、素材の良しあしは着心地にも影響してくることを心得ておきましょう。一般的にシルクは軽くて滑らか、化繊はシルクに比べると重くて生地も硬めの場合が多いものです。試着した時には、着心地や布地の質感なども忘れず確認しておくといいでしょう。布地のほか、ビーズなど装飾に使われている素材の質によっても、値段が変わってくる場合があります。
値段が変わるポイント その2<ブランド>
一般的にイタリアやフランス、アメリカなど、海外ブランドのインポートドレスは、値段が高くなる傾向にあります。インポートならではの素材、最先端のデザイン、高い技術などがその要因。特にイタリアブランドのものは上質な素材が使われており、職人による縫製の良さなどへの評価も高く、高級なものが多く見られます。また、有名デザイナーによるブランドも、その知名度やデザイン性の高さから、一般より高額になるケースが多いようです。
値段が変わるポイント その3<デザイン(手間)>
例えばトレーンの長いドレスは、その分布地を多く使うため金額も高めに。また、手間のかかる立体縫製が施されたデザインや、コサージュやレース、刺繍、ビーズなどを使った手の込んだ装飾が施されているものは、製作過程で手間が掛かるため値段も高くなります。トレーンの取り外しができるものや、2WAY、3WAYといったアレンジが利くデザインのものも高くなる傾向にあります。
値段が変わるポイント その4<手配方法>
大半の花嫁がレンタルを利用していますが、借りる、買う、作るといった手配方法によっても値段が違ってきます。一般的に既製品のレンタルよりフルオーダーの方が高めになる傾向にありますが、紹介したポイント1から3の要因によっては、必ずしもレンタルの方が安くなるとは限りません。希望のドレスをどう手配するかによっても金額が変わってくるので、ドレスにこだわる花嫁はしっかり検討したいところです。最後に、主な手配方法を紹介しておきますので参考にしてください。
●レンタル
ドレスショップやホテル・式場の衣裳サロンで、借りるのが一般的。レンタル料に小物料金も含まれている場合が多い。
●セルドレス
既製品のドレスを購入すること。サイズ直しは別料金となるが、レンタルに比べると融通が利き、ドレスが自分のものになる。
●オーダーメイド
金額は高めだが、細部にまでこだわることができ、イメージ通りのドレスを作ってもらえる。サイズもジャストフィットに仕立ててもらえる。
●セミオーダー
ショップに用意されている基本デザインから好みのものを選び、自分のサイズに仕上げてもらうパターン。オーダーメイドより値打ちに、オリジナルドレスを手にすることができる。
●オーダーレンタル
オーダーメイドの手順で作ったドレスをレンタルさせてもらうシステム。自分のものにはならないが、オーダーメイドよりリーズナブルな点が魅力。
from編集部『値段にも納得の上で、大満足の運命ドレスを選んで♪』
ドレス選びで後悔しないためには、いろんなドレスを見て目を養うことも大事です。「高い」「安い」の違いをしっかり心得ておけば、最終的に予算を重視する場合でも、納得の上で選ぶことができます。逆に奮発する場合でも、上手にお金が掛けられるので満足度もアップするはず。値段が変わるポイントをしっかり押さえ、希望にぴったりなドレスを選んでください。
構成・文/塚本正一
※掲載されている情報は2015年3月時点のものです。
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