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〈プランナー発信〉アメリカンウエディングの本質とは?

〈プランナー発信〉アメリカンウエディング

知っているようでいて、実はその本質についてはまだまだ理解されていないことが多いアメリカンウエディング。一体、どういうものなのか? 日本のホテルで開かれた、アメリカンスタイルのウエディングを例に、その本質に迫ってみよう。

挙式は“奇跡”のセレモニー。披露宴より大事なもの

挙式は“奇跡”のセレモニー。披露宴より大
挙式は“奇跡”のセレモニー。披露宴より大
挙式は“奇跡”のセレモニー。披露宴より大

海外旅行が大好きで事業も展開し、まさに海外志向の剛さんと圭沙(きよさ)さん。「とにかくアメリカンウエディングは楽しそう!」とプランナー・Ayameさんに依頼した。
Ayameさんは国内外で1300組以上の結婚式を担当。アメリカのウエディング業界でプランニングと空間デザインに携わった経験を生かし、そのスピリッツを実際の現場やスクールで伝えている。今回は“アメリカンウエディングの本質”について聞いてみた。「日本人はつい披露宴の準備にばかり力を注ぐけれど、アメリカではパーティより挙式が大事。星の数ほどいる人の中から1人の人と出会い、夫婦になる。それだけで奇跡のようなことだけれど、さらに婚姻届の提出だけでなく式を挙げる。挙式は大切な人に見守られ、夫婦として誓いを立て、社会に出ていく瞬間。それは“奇跡のような瞬間”ということをアメリカの人たちは心得ています。だから挙式をとても大切にするんです」

〈1枚目〉「ゲストが新郎新婦に集中してほしいから」と、一点から自然光が降り注ぐチャペルをふたりに勧めた 

〈2枚目〉バージンロードにもあえて装飾は施さなかった 

〈3枚目〉「新郎新婦と親交が深いゲストであっても、さっきまでお茶を飲んでいたのに、チャペルに入った途端“ふたりの幸せを心から祈ります”とはなかなか気持ちが切り替わらないもの。しかし人間は、17分同じ場所にいると、その場に気持ちが入るというデータがあるんです。だから私は短時間で多くの挙式を回転させる所ではなく、時間をかけて、しっかりと挙式を執り行う会場を選びます」とAyameさん

「神様に愛を誓う、素晴らしい体験をした」

「神様に愛を誓う、素晴らしい体験をした」
「神様に愛を誓う、素晴らしい体験をした」
「神様に愛を誓う、素晴らしい体験をした」

「挙式は感動した」と振り返るふたり。常にエネルギッシュでムードメーカーの剛さんも、このときばかりは真剣な表情だった。「祭壇では、光の感じが印象に残っていますね。情熱的な牧師先生に語り掛けられ、込み上げてくるものも。すでに1年半ほど一緒に暮らしていますが、愛をしっかりと誓い合う大切さを感じました。神様に愛を誓うというのはとても良いものでした」(剛さん)。
挙式をサポートした、アッシャーとブライズメイドの存在も大きい。一般的に、アッシャーとブライズメイドはふたりと親しい未婚の友人や親族から選ばれる。日本では指輪を運ぶなど挙式中のサポートだけ行うことが多いが、アメリカでは結婚式の準備から深く関わるそう。そして当日に、ふたりの大切な人としてみんなにお披露目できるのも魅力。ふたりの挙式では涙を浮かべたブライズメイドたちが印象的で、より一層、温かで感動的なセレモニーになった。

〈1枚目〉新郎の仕事仲間がアッシャーを、新婦の姉3人がブライズメイドを務めた。 既婚者もいるが、“大切な人”という観点から選んだ。「長女はしっかりして頼れる存在、次女は面白くて元気をくれる人、三女はクールで冷静な意見をくれます。感謝してもしきれないほど、温かく頼りになる姉たちです」と新婦 

〈2枚目〉天井から降り注ぐ自然光を見上げる剛さん 

〈3枚目〉「感動と同時に、嬉しさでいっぱいだった」と圭沙さん。「賛美歌は自分が歌わずして、誰が歌う?という気持ちでした」

光の移り変わりを意識して、プライスレスの感動を呼ぶ仕掛け

光の移り変わりを意識して、プライスレスの
光の移り変わりを意識して、プライスレスの
光の移り変わりを意識して、プライスレスの

「パーティ慣れしているアメリカでのウエディングは、“お金では買えない感動をどこまでちりばめられるか”が、神髄のように思います。手法は人それぞれですが、私は今回、光の演出を大切にしました。挙式では自然光だけがふたりに降り注ぎ、外に出るとサンセットタイム。高層階の会場だったので、ゲストの方々には、時間の経過とともに移りゆく空の景色を楽しんでもらいました。パーティは舞台装置を導入し、テーマだった『アカデミー賞の授賞式』を表現。そしてお開き後に窓の外を見るとイルミネーションが瞬いています。もちろんバンケットの照明には予算を掛けていますが、他は、この場面でこの自然光に包まれるように、とスタート時間を逆算しただけです。光は人の心理を変えられるもの。それはお金では買えない最高の演出になります」

〈1枚目〉挙式後のウエルカムパーティで、黄昏色の景色に包まれて。男性ゲストもこの光景に感動し、しばらく空を眺めていた 

〈2枚目〉パーティを開いたバンケットは、舞台を作っている照明のプロが演出。「日本のウエディングの打ち合わせで欠けていると思うのは照明のこと。花嫁を美しく見せる、装花を際立たせるのは、陰影をつける照明だと私は思います。そこに少し予算をプラスすれば、披露宴のグレードは格段に上がります」とAyameさん 

〈3枚目〉帰宅直前。冬の澄んだ空気に瞬くイルミネーションを眺めるゲスト

テーマを決めて、ゲストのドレスコードまで指定♪

テーマを決めて、ゲストのドレスコードまで
テーマを決めて、ゲストのドレスコードまで
テーマを決めて、ゲストのドレスコードまで

「アメリカンウエディングは、ふたりの感性に合ったプランナー選びから始まります。プランナーに依頼しない場合は、アッシャーやブライズメイドたちと準備をします。いずれにしても、ふたりらしさを大切にしながらテーマを明確に打ち立てます。そして、ゲストにもその気になってもらうことに注力するんです。いくらテーマに合った装飾や演出を用意しても、ゲストの気分が乗らなければ成功とはいえません。剛さんと圭沙さんは『アカデミー賞の授賞式』というテーマにしたので、招待状はオスカー像をモチーフにし、ゲストの方々には“エレガントな装いでお越しください”とひと言添えました。さらに圭沙さんからご友人には“ハリウッド女優のようなスタイルで来て”とロングドレスを着用したハリウッド女優の写真も添えてアナウンスしたようです。ゲストの方々はビックリされたと思いますが、当日に向けて、“ワクワクその気”になったはずです」

〈1枚目〉多くのゲストがロングドレスで参列し、会場を華やかに演出 

〈2枚目〉感謝の気持ちを込めてゲストに贈呈するオスカー像のレプリカは、ハリウッドで購入した 

〈3枚目〉「まるでハリウッド!」とゲストが感嘆の声を上げた、会場へと続くレッドカーペット。オスカー像に扮(ふん)した大道芸人が微動だにせず、ゲストをお出迎え。照明のかさも立ててパパラッチがいるという演出に

パーティからふたりはホスト役に徹する!

パーティからふたりはホスト役に徹する!
パーティからふたりはホスト役に徹する!
パーティからふたりはホスト役に徹する!

「挙式で夫婦となったふたり。パーティでは自分たちをお披露目するのではなく、ゲストのおもてなしに徹します。一般的には、まずふたりが夫婦になるのをサポートしてくれた、アッシャーやブライズメイド、リングボーイたちをご紹介。式だけで終わらせず、ふたりとの関係性をみんなにちゃんと知ってもらうのです。そこに両家の親が入場すると拍手に包まれ、温かい雰囲気に。花嫁と花嫁の父のラストダンスの始まりです。程なくして父は新郎に新婦を託し、ファーストダンスとなります。そこで初めて乾杯。パーティ中はステージでバンド演奏が行われ、ふたりはゲストをおもてなししながら、一緒に楽しみます。剛さんと圭沙さんもホスト役に徹し、“みんなで一緒に楽しむ”結婚式を叶えられました」

〈1枚目〉ステージではアッシャーとブライズメイドが並んで、ふたりを出迎えた 

〈2枚目〉席を立ってゲスト卓を回り、みんなとの会話を楽しむ剛さん 

〈3枚目〉ふたりの結婚式をサポートしたプランナーのAyameさんと司会者

〈プランナー発信〉これから結婚式を挙げるおふたりへ

「挙式の準備は万全でしょうか? 披露宴の準備に追われ、挙式のことをおろそかにしていませんか? 挙式は、星の数ほどいる人の中から出会った相手と夫婦になるセレモニーで、そこにはふたりの人生にとって大切な人々が参列してくれます。こんな“奇跡のような瞬間”はまたとないこと。だからこそ、挙式会場は真剣に選んでください。自然光を感じる、音楽の演奏に包まれる、五感を刺激するような空間で、しっかりと挙式時間を確保している会場がお勧めです。
そして披露宴では、テーマに合った演出やアイテムを用意するだけでは足りません。披露宴を一番に盛り上げるのは、ゲストです。ゲストの気持ちのスイッチをどうやって入れるのか、プランナーさんと相談して計画してくださいね」

from編集部『必要なのは、あと一歩踏み込んだ仕掛け』

厳かな挙式から、サンセットタイムのウエルカムパーティ、さらに『アカデミー賞の受賞式』のような華やかなパーティへ。剛さん&圭沙さんのウエディングはメリハリがあり、ゲストは場面場面で、感嘆の声を上げて心から楽しんでいた。テーマを打ち出した結婚式は日本でも定番だけど、事前にゲストの気分を盛り上げる仕掛けをし、ふたりがホスト役に徹したことが大きなポイントに。アメリカンウエディングの本質を、ふたりの結婚式のヒントにしてみて。

取材・文/千谷文子 撮影/NAOYA TAKI、松本幸子(『光の移り変わりを意識して、プライスレスの感動を呼ぶ』、ロングドレスのゲストたち、レッドカーペット、ステージ)
取材協力/アンダーズ 東京 TEL03-6830-7722
※掲載されている情報は2015年2月時点のものです

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