結婚指輪って、いつ、どんなメンテナンスをするの？

4人に1人が指輪のメンテナンス経験あり。購入時にサービス内容の確認を

マリッジリングの代表的なメンテナンスには、クリーニング・サイズ直し・変形直し・石の留め直しがあります。

「弊社でマリッジリングを購入された方のうち、メンテナンスを利用されるお客さまは全体の25％ほど。1年以内に挙式を控えている方は特に利用される確率が高く、式の前にお持ちいただくことが多いです」と、マリアージュ銀座本店マネージャーの小澤さん。
また、「ご購入されたお客様のうち、8割強の方がメンテナンスを利用されています。購入後１年以内に利用される方も3割程度いらっしゃいますよ」（宝寿堂 谷川さん）、「購入から１年以内にメンテナンスのサービスを利用されるお客様は多数いらっしゃいます」（茶ぼう 藤村さん）との声も。

ゼクシィのアンケート結果でも30％強の方が、マリッジリングについて何らかのメンテナンスを受けたことがあると答えました。メンテナンスの具体的な内容は以下に紹介する内容をしっかりチェック。長く使い続けるものだからこそ、マリッジリングの購入時にどんなアフターケアに対応してくれるかショップに確認しておくことも大切です。

【メンテナンスその１】　日常生活で付いた汚れを落とす『クリーニング』

日常的に身に着けているうちに、どうしても金属の表面がくすんできたり、リングの隙間や裏側に汚れがたまってしまいます。これらを洗浄してもらう作業を「クリーニング」といいます。

店頭で対応できるショップの場合は、預けてから15～30分ほどで受け渡し可能。工場で行うお店の場合は、リング製作時の仕上げの工程をもう一度行う「新品仕上げ」も込みで、2～3週間後の受け渡しが一般的なようです。費用は、何度でも利用無料というお店から、回数や期限を区切った形で無料対応するお店などさまざま。

メンテナンスに出したことがある人のうち、88％の人が「クリーニング」を利用したと答えているほど、マリッジ購入者にとってはおなじみのメンテナンスといえます。

【メンテナンスその2】　指にフィットするよう調整する『サイズ直し』

ブカブカになったり、窮屈に感じるリングを、ジャストなサイズに調整してもらうのが「サイズ直し」です。
納期は約2～3週間程度、費用は回数制限を設けている所から永久対応までさまざまですが、その店で購入した指輪であれば、無料で行ってくれる場合が多いようです。

なお、女性はどうしても指輪の圧迫感が気になり、若干余裕のあるサイズを選んでしまったために小さくサイズ直しするというケースが多いそう。
年を重ねることで指のサイズは変わるといわれていますが、後からサイズ調整することが難しいデザインもあるので、お店のスタッフと相談しながら、ベストサイズなマリッジを見つけましょう。

【メンテナンス3】　リングのゆがみを修理してもらう『変形直し』

踏んだり、ぶつけたり、落として車にひかれたりというアクシデントや、すれなどにより枠の一部が薄くなることで起きる「リングのゆがみ」を修理してもらうのが『変形直し』。

納期はサイズ直しと同じく2～3週間程度のお店が多く、修理の内容によりますが、こちらは有料の場合がほとんど。サイズに余裕があると変形しやすいため、今の指にピッタリのサイズを選ぶことが大切です。

【メンテナンス4】　爪の調整や取れた石を留めてもらう『石の留め直し』

マリッジリングを長く身に着けている間に石を留めている爪が摩耗して強度が弱くなったり、衝撃によって緩んでしまうことで起こる、石の緩みや石取れ。それらを修理してもらう方法が、「石の留め直し」です。

納期・費用とも、石の種類やリングの状態などによりさまざま。メンテナンスの内容や料金は事前に確認できるので、気になる場合は決定前に気軽にお店のスタッフに相談してみましょう。

取材・文／平尾祐子　構成／浅野理矢子
取材・写真協力／マリアージュ銀座本店 TEL03-6682-5360
写真協力／ith（イズ）TEL：0120-954-240
※記事内のデータは、2015年1月に既婚男女508人が回答したマクロミル調査によるものです

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