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夫婦にも「賞味期限」があるって知ってる?

「恋の賞味期限は3年」なんて言葉をよく耳にしますが、何年たってもラブラブな夫婦がいるのも事実。そこで今回は、恋愛科学研究所所長・恋愛科学カウンセラーの荒牧佳代先生に「これが起きたら結婚生活の賞味期限が間近かも!?」な3つのサインについて伺いました。それを踏まえて、荒牧先生直伝の夫婦が仲良くいるための“夫婦育(ふうふいく)”の秘訣(ひけつ)も紹介します。

賞味期限のサイン1:最後に触れたの、いつだっけ?

賞味期限のサイン1:最後に触れたの、いつだっけ?

突然ですが、夫婦間のスキンシップは十分に取れていますか? ここでいうスキンシップとは「肌と肌の触れ合い」のこと。肌と肌を合わせと、科学的にも素晴らしい効果があるとのこと!

「人は肌を触れ合わせることで、オキシトシンという“信頼のホルモン”が分泌されます。日頃から“信頼のホルモン”を継続して分泌している夫婦は、お互いへの信頼も強いものとなります」(荒牧先生)

「また、触覚を刺激するスキンシップは性生活に限定せず、“手をつなぐ”、“寝る前に数秒間抱き合う”、“ハグをする”などでも大丈夫。互いの肌から伝わる感覚を感じることが、良い関係を築いていく上で大切なことです」(荒牧先生)

ということで、肌を触れ合わせるスキンシップは「心のコミュニケーション」とも言えそうです。それがなくなると知らぬ間に夫婦の溝が広がり……結婚生活の賞味期限を迎えちゃうかも!?

そんなことにならないように、普段から積極的に触れ合って“信頼のホルモン”をどんどん出していきましょう!

“夫婦育”の秘訣1:愛のキャッチボールで、伝わる愛情表現を

「よく頑張ったね」、「ありがとう、愛してるよ」など、互いの日々の行動を認め、感謝の言葉で返すキャッチボールを積み重ねていくことが大事とのこと。肌の触れ合いを重ねて言葉のコミュニケーションを続けるためには、「何で分かってくれないの?」と責めるのではなく、「夫婦のことを考えて頑張っている」ことを認めて“愛情を表現できるパートナー”として夫を育てることがポイントだそうです。

「良好な夫婦関係を維持するために大事なもう一つのホルモンが、“幸せホルモン”と呼ばれるセロトニンの分泌。“幸せホルモン”は名前の通り幸せを感じるホルモンで、相手のために費やした労力が報われた瞬間に分泌されます」(荒牧先生)

賞味期限のサイン2:相手への許容範囲、狭くなってない?

賞味期限のサイン2:相手への許容範囲、狭くなってない?

同居生活が長くなると、小さなことにもついつい口を出してしまうものですが……。

「生物学的に女性は人間(ヒト)の原形で、男性は女性から派生して生まれます。なので女性は何事にも完璧を求めてしまいがちに。そうなると男性は息苦しさを感じてしまうので、“上手に緩めてあげる”ことが大事。夫がくつろげる場を提供し続けることで、夫婦関係も良好に維持できます」(荒牧先生)

「また、男性は“勝ちにこだわる”生き物。個人差はありますが、常に“俺が上に立つ”という目的意識があり、勝つ快感を得ることで男性ホルモンの分泌を行っているのです」(荒牧先生)

なんと、男性は家庭で認められないとモチベーションが下がり、ひねくれていってしまうそうです(!)

「パーフェクトを求める女性と勝ちたい男性では火花が散ってしまいますねぇ。ですが夫婦になったら、お互いを許し合う、緩め合うことが大事。妻が上手に家庭の中を緩めてあげることで、夫は妻への感謝の気持ちが芽生え、妻の気持ちに応えようとし続けてくれますよ」(荒牧先生)

「男は勝ちにこだわる生き物」ということを頭に入れ、「完璧な生き物」である女性の方が夫のちょっとダメなところを受け入れる。結果夫婦円満でい続けられるなら、多少のことは目をつぶった方が断然お得ですね。

“夫婦育”の秘訣2:妻が夫を上手にコントロール♪ かつ癒やしの場を提供

「よく“女性ばかりが頑張らなくちゃいけないんですか?”という質問を受けますが、女性こそ、賢くなってほしいと思います。女性性の完璧主義な部分を生かし、また“妻”という絶大な威力を持つ自分に自信を持って、夫より先回りして動き、上手に相手を立ててあげましょう。

妻が先回りして動くと、それに沿って夫も動いてくれるようになります。そして男性は意外と、操縦されることを望んでいますよ(笑)。操縦されて動くことが癒やしとなれば、それは心地よいものとなるのです。“夫が安心できる癒やしの空間”をつくり、“愛情っていうのはこういうものなんだよ”とぜひ男性に教えてあげてください」(荒牧先生)

賞味期限のサイン3:「求める」気持ち、はじき出せてる?

賞味期限のサイン3:「求める」気持ち、はじき出せてる?

「最近、どう?」なんてありふれた会話かもしれませんが、そんな何げない会話、気付けば随分していない、なんてことはありませんか? それは、結婚生活の賞味期限が近づいているサインかもしれません……。

「夫婦の絆は、努力してお互い関わり合っていくことでしか深まりません。関わり合うためには、相手の今の状態を知ろうと求め続けることが大事。その“相手を求める”気持ちは、自分ではじき出すしかありません」(荒牧先生)

荒牧先生によると「無関心」になると「アウト」とのこと。無関心にならないためにも、常に相手のことを観察し続けることが大事だそうです。観察を積み重ねていくことで洞察力が鋭敏になり、相手のちょっとした変化にも気付きやすくなるとか。

「特に妻の方が夫の変化に気付きやすいのですが、妻は全てを知っていると思いがち。実は間違っている場合もあるので、夫婦でしっかりお互いの今の状況や気持ちを“愛の更新情報”として収集しましょう。さらに、男性は自分からはなかなか弱音を言えない生き物なので、話せる雰囲気は妻からつくってあげた方が良いですね」(荒牧先生)

同居生活が長くなるにつれて「空気」のように自然な存在になるのも良いかもしれませんが、結婚生活の賞味期限を迎えないためにも、相手への関心を意識してはじき出し続けましょう!

“夫婦育”の秘訣3:月に一度は愛の更新をして、愛情の収集を

「女性は愛情の更新をしたがる生き物です。なので、月に1回は“愛情の更新”をする場を設けることがおすすめですが、まずはさりげなく夫の好きな場所をセッティングして夫の話を聞くスタンスで始めるとスムーズです。

話を聞いていく中で“私はあなたのことをいつも気にしているよ”という意思を確かめ合うことで、愛情の更新を行うことができます。女性は愛の伝道師。妻が夫を上手にリードできれば必ず幸せになれます。そのことを念頭に楽しく夫に接しましょう」(荒牧先生)

From 編集部

夫婦の結婚生活に、賞味期限はなし!

今回荒牧先生に教えていただいた「結婚生活の賞味期限を迎えないため」の夫婦育の秘訣は、どれも少しの意識と声掛けによって実現できるもの。「愛情表現(肌の触れ合い)」、「癒やしづくり(適度の緩和)」、「愛情収集(愛情の更新)」を継続して、賞味期限知らずな結婚生活を送ってくださいね。

荒牧佳代先生プロフィール
Profile

荒牧佳代 恋愛科学研究所所長/恋愛科学カウンセラー/医療アナリスト

脳内ホルモンと個人の性格や行動を関連させたロジックで様々なテーマを分析する恋愛科学(行動科学)のプロフェッショナル。著書に『なぜ、男女の愛はすれ違ってしまうの? 愛の疑問を恋愛科学の視点で解き明かす!』(ブックビヨンド<学研>)。
[公式ブログ]http://ameblo.jp/yumacute/

取材・文/島袋芙貴乃 イラスト/Ricco
※掲載されている情報は2016年8月時点のものです

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