ブートニアとは?ブーケと合わせた選び方がわかる!カップルコーデSNAP
新郎のかっこよさを引き立ててくれる大切な存在、ブートニア。みんなはどうオーダーしているの? ブーケとの相性は? 今回は、ブートニアが素敵なカップル6組の着こなしを、スタイリストの土田麻美さんと一緒にチェック! 新郎にバッチリ似合うブートニア選びの参考にしてみて。
ブートニアとは?
ブートニアとは、結婚式で新郎の左胸に飾る小さな花の装飾のこと。昔のヨーロッパでは、男性が女性へプロポーズする際に花束を携えて行くのが通例。
女性がその申し出を受け入れるとき、承認のサインとして花束の中の1輪をそっと抜き取って男性の胸元に挿す習わしが、今に受け継がれています。一連の流れを、結婚式の中で「ダズンローズ」の儀式として取り入れるカップルも。
花嫁のブーケとお揃いでオーダーするケースが主流ですが、手作りするカップルもいます。
ちなみに、女性がドレスや服の襟や胸元につける花飾りはコサージュと呼びます。
「ブートニア&ブーケ」の実例SNAP~先輩花嫁の選び方のポイントは?~
色彩を抑えた「ドライフラワー」でこなれ感を楽しむ
【選び方Point】
彼がプロポーズ時にくれたドライフラワーのブーケを結婚式でも持ちたくて、そのブーケに合わせて衣裳をコーデ。ブートニアは、ブーケを見せながら会場のお花屋さんにオーダーしました。
色みや雰囲気は統一しつつ、葉っぱや木の実を多めにしてシックな雰囲気にしたので、ブラウンのタキシードとの相性バッチリ。ドライフラワーだから、式後部屋に飾ることも想定。くすんだオレンジ色のリボンは、家のオレンジ色のソファと合わせました。(ayakaさん)
スタイリスト土田’s view
ブラウンのタキシードに、シックなドライフラワーのブートニアが程よくなじんで大人っぽいですね。実物がミックスされていることで立体感があるので、ブーケのボリューム感とのバランスもきれいです!
「グリーン+白いリボン」で演出する大人ナチュラル
【選び方Point】
「feel something be relax」という結婚式のテーマに合わせて、ブーケはグリーンのみを束ねたワイルドブーケにし、ブートニアはそのミニブーケというイメージでオーダーしました。
基本的にお花屋さんにお任せしましたが、白いリボンを重ねたループがポイントになって、ネイビーのタキシードをより爽やかに引き立ててくれたと思います。いつもよくお花をお願いするショップで作っていただいたので、好みに合う仕上がりがうれしかったです。(ar.さん)
スタイリスト土田’s view
グリーンオンリーの束と、その下のたっぷりとした白いリボンが、ネイビーのタキシードに映えて爽やか! 小さめの束だとカジュアルな印象になりがちですが、リボンのボリュームがあることでエレガントさも十分。
アースカラーの衣裳に「くすみ系フラワー」がマッチ
【選び方Point】
とある病院の待合室に飾られていたフラワーアレンジメントにひと目ぼれし、そのお花屋さんにブーケ、髪飾り、ブートニアの3点をオーダーしました。歴史ある教会でのカトリック挙式だったので、ピンク系でも発色の良い鮮やかな色は避け、くすんだ色みのバラでクラシックな雰囲気に。
ブートニアは、私がコーディネートした彼の衣裳の全身写真をお花屋さんに送ってお任せ。落ち着いた色のバラが、衣裳のベージュ&カーキとよく似合いました。(Sumireさん)
スタイリスト土田’s view
ベージュのジャケットとカーキのパンツのコーデは一見カジュアルに見えますが、高貴なバラのブートニアが華やかさを与えてくれますね。ブーケとのお揃い感があると、仲むつまじい印象も高まります。
「白いバラ」をなじませたワントーンコーデで神聖さUP
【選び方Point】
ステンドグラスが荘厳な大聖堂の挙式に合わせたのは、純白のドレスとタキシード。ブーケは結婚式のテーマカラーにしたピンク×ホワイトにしましたが、彼の衣裳はあまり騒がしくならないよう、色を入れずに白いバラのみにしてもらいました。
白いバラには”純潔”という意味があると聞いたのも決め手です。甘くなりすぎないよう、リボンも細い白をセレクト。神聖な挙式シーンに、白一色というコーディネートはとても上品に映りました。(YUIさん)
スタイリスト土田’s view
1輪の白いバラのブートニアが潔くクール。タキシードの白とワントーンでまとまることで、品のあるコーディネートに仕上がっていますね。挙式会場の厳かな雰囲気にもよく合うノーブルな雰囲気が新鮮です。
ラフなTシャツコーデに「アクセントカラー」を効かせて
【選び方Point】
セルフで行った前撮りのコーデです。シンプルなスレンダードレスに赤のアクセントカラーを効かせたくて、アーティフィシャルフラワーのブーケをレンタル。プロテアのワイルド感と、大人っぽいボルドーの色みが理想通りのデザインでした。
彼のスーツは自身で購入したZARA。グレーのチェック柄に、ラフ感を出したくて白Tシャツを合わせ、ブーケとお揃いのブートニアを添えて。実もの中心なのでセンスよくまとまりました。(Yukaさん)
スタイリスト土田’s view
インナーにTシャツを合わせたチェック柄スーツと、オフショルドレスというこなれた着こなしに、深い赤色のブーケとブートニアが大人なクラス感を添えています。ロケーションにもマッチしていますね。
1万円以下で叶う!ブートニアの作り方
「フォトジェニック」「日持ちする」「手頃」の3大メリットを叶えると人気急上昇中のアーティフィシャルフラワーのブートニア。花の季節に左右されず好きな花材を選べ、持ち運びも手軽なので、前撮りや海外挙式に選ばれています。
【作り方】
1.花と実ものを束ね、後ろに葉っぱを添えてフローラルテープで固定する
2.ブートニアピンを葉っぱの裏側に固定
3.茎部分のフローラルテープを隠すように、リボンを巻いて完成
ブーケの作り方はこちらの記事をチェック
From 編集部
ブートニアの選び方はさまざま!
単にブーケとお揃いにするだけでなく、大きさや花材のアレンジ、リボンの合わせ方まで気を配ると、新郎の装いもぐっと引き立ちそう。スーツとのコーディネートも踏まえて、男前度がぐっと上がるブートニア選びを叶えてくださいね。
土田麻美 Stylist
小物使いでトレンド感を発揮したファッション提案が得意。自身もゼクシィ世代のため、ドレスコーデも花嫁の心をぎゅっとつかむ等身大のスタイリングを叶えてくれる。
取材・文/伊藤佳代子 監修/土田麻美 構成/紺矢里菜(編集部)
※掲載されている情報は2019年9月時点のものです
- 演出・アイテム
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