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いつ、どうお願いする?「主賓・受付・余興…etc.」の依頼ダンドリ

結婚式でのスピーチや受付などの役割は、頼まれたゲストにとっては準備したり緊張したりと負担が生じること。だから日頃親しい関係でも、相手の気持ちを考えながら丁寧に依頼することが大切なんです。今回は「主賓あいさつ」「乾杯の発声」「余興」「受付」「二次会の幹事」「ブライズメイド」「リングボーイ&フラワーガール」の7つの役割別に、具体的な依頼方法をマナー講師の岩下宣子先生に伺いました。

【主賓あいさつ】は会って依頼を。返答は後日にもらって

主賓

・誰に依頼する?

自分たちより目上の人でこれからもお付き合いをお願いしたいと思う人に。大勢の前で話すことに慣れている人だと◎。

・依頼の仕方は?

招待状を出す前に会って依頼します。会社の上司なら「プライベートでお願いしたいことがあります。お時間いただけないでしょうか」と声を掛け、結婚式に招待したいことと主賓あいさつをお願いしたいことを話します。返事はせかさず「後日お返事いただけるとありがたいです」と伝えます。遠方の場合も電話を入れて直接伝えます。
引き受けてもらったら、招待状に主賓あいさつをお願いする付箋を入れます。あいさつの内容は任せましょう。当日の流れや持ち時間は早めに伝えます。式前日には「明日はよろしくお願いします」と電話を入れます。

・お礼は?

当日は受付係か親に頼んで、お車代(相場1万円~)を渡しましょう。式後3日以内に電話をするか手紙を出して、お礼を伝えます。引き受けてよかったと思ってもらえるよう、あいさつの素晴らしかった部分を伝えましょう。お礼の品は必要ないですが、新婚旅行のお土産を渡すと喜ばれます。

【乾杯の発声】は会って式の流れを伝えよう

乾杯

・誰に依頼する?

恩師など年上の人が多いですが、同年輩の人でもOK。ふたりの共通の知り合いか、新郎側のゲストから選びます。

・依頼の仕方は?

招待状を出す前にお願いがあると言って時間をもらい、会って依頼します。「このたび結婚することになりました。もう日程が決まっていてこちらの都合で恐縮ですが、ぜひ乾杯の音頭をお願いしたく、ご相談に上がりました」と伝えましょう。友人なら電話でもOKです。
引き受けてもらったら、招待状には乾杯の発声をお願いする付箋を入れます。当日の式の流れ、主賓のあいさつをする人については決定次第伝えましょう。前日は「ご面倒をおかけしますがよろしくお願いします」と電話します。友人ならメールでもよいです。

・お礼は?

お車代(相場1万円~)は包みましょう。お礼の品は必要ないですが、新婚旅行のお土産などは喜ばれます。

【余興】はまずメール、その後会って依頼を

余興

・誰に依頼する?

演奏や踊りなど特技がある友人や親戚の人に頼みます。できれば新郎側新婦側1組ずつに。友人にテーブルスピーチをしてもらってもOK。

・依頼の仕方は?

披露宴のイメージが固まってから、招待状を出す前に依頼します。相手の負担を考え、まずはメールで結婚式に招きたいことと余興をお願いできないかを伝えます。後日、改めて会ってお願いをします。会えないときは電話でもOK。「あなたのすばらしい特技(演奏、踊り、歌など)を皆さんにお見せしたいので、お願いできればうれしいんだけど…」と伝え、即答は求めず後日返事をもらいます。
招待状には余興をお願いする付箋を入れます。準備がしやすいよう、進行表を送りましょう。前日は「明日は本当にありがとうございます。楽しみにしているので、よろしくお願いします」と電話を。

・お礼は?

友人には現金ではなく、相手の好みのものでお礼を。新婚旅行のお土産を渡したり、新居に招いてもよいです。

【受付】の依頼は結婚報告の際に一緒に伝えて

受付

・誰に依頼する?

笑顔で手際よく応対ができる友人か親戚にお願いします。基本的には新郎側が男性、新婦側が女性で各1人です。

・依頼の仕方は?

招待状を出す前、結婚式に招きたいと伝えるときに受付をお願いしたいことも伝えます。まずはメールでもOK。その後電話を入れて。「●●ちゃんはとてもセンスがいいので、受付を引き受けてくれるとありがたいんだけど、どうかな?」と理由を付け加えると相手もうれしいです。
招待状には受付をお願いする付箋を入れます。集合時間などは早めに伝え、前日は「時間が早くて申し訳ないけど、よろしくお願いします」と電話を。

・お礼は?

お金の管理をしてもらうので、当日お礼を渡しましょう。友人には現金ではなく、相手の好みの品がよいと思います。

【二次会の幹事】は相手の都合を考え、まずはメールで打診

二次会

・誰に依頼する?

時間に余裕がある人で、特に仲の良い友人を新郎側新婦側2人ずつ選びます。

・依頼の仕方は?

準備に時間も取られるので、相手の都合を考えて最初はメールで打診します。「結婚式にぜひお招きしたいと思っています。それから、厚かましいお願いで恐縮なのですが、二次会の幹事を引き受けていただけないでしょうか?」と切り出して。その後電話で改めてお願いしましょう。
了解がもらえれば、食事会に招待して二次会のイメージを話し合います。依頼後は進行状況や困っていることがないかなど、時々声を掛けましょう。前日には「明日は朝から二次会までご面倒をお掛けしますが、頼りにしていますのでよろしくお願いします」と電話を。

・お礼は?

お礼は現金ではなく、相手の好みの品がよいです。後日新居に招いてもOKです。

【ブライズメイド】は由来を説明してお願いを

ブライズメイド

・誰に依頼する?

新婦と同年代の女性で、親友や姉妹など2~5人にお願いします。

・依頼の仕方は?

結婚式に招きたいと伝える際に、一緒にお願いします。親しい関係なら電話でもOK。ブライズメイドの由来や仕事内容を話して、「これからも長く付き合ってほしいと思っているので、ぜひ大切な役目をお願いしたいです」と伝えましょう。衣裳はこちらで用意すると説明すると相手も安心します。
集合時間や式での役割が決まり次第、連絡を入れましょう。式前日には電話をし、改めてお願いを。

・お礼は?

現金やお礼の品は必要ありません。ドレスをゲストに用意してもらった時は実費を支払い、こちらが用意した時はそのままプレゼントして。

【リングボーイ&フラワーガール】は親に相談し本人にも話して

フラワーガール

・誰に依頼する?

兄弟姉妹の子どもか親しい友人の子どもで、4~10歳くらいが適任。一人でも複数人でもOK。

・依頼の仕方は?

親子ともども結婚式に招待したいと伝え、その際にリングボーイかフラワーガールをお願いしたい旨を親に打診しましょう。親しい間柄であれば電話でOK。「●●さんご夫妻と〇子ちゃんにも出席いただきたいと思っています。それから〇子ちゃんにフラワーガールをお願いできればうれしいのですが、いかがでしょうか? 〇子ちゃんはかわいいので、皆さんにも喜んでもらえると思うのですが」と伝えます。
親の了解が得られれば、子ども本人に会って直接説明する機会をつくりましょう。

・お礼は?

親に相談し、子どもが喜ぶものを当日プレゼントします。衣裳はこちらで用意し、親に用意してもらった場合は実費を渡します。

From 編集部

依頼するときは相手の気持ちを考えて

友人との連絡は普段、メールやSNSで取ることが多いけれど、結婚式の手伝いを依頼するときは、直接会ったり電話をして誠意ある対応を心掛けて。頼むときには、すぐに返答を求めず、少し時間を取りましょう。改まってきちんとお願いすると、頼まれた方も嫌な気はしないはず。今後の人間関係のためにも、礼を尽くして。

先生
Profile

岩下宣子さん 現代礼法研究所 代表

時代に合うマナーの心を若い人にも分かりやすく伝えるマナーデザイナー。企業や学校などでマナーの指導を行っているほか、講演や執筆活動など幅広く活躍している。

構成・文/稲垣幸子 イラスト/寺澤ゆりえ
取材協力/岩下宣子(現代礼法研究所)
※掲載されている情報は2017年2月時点のものです

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