恋と勘違い!“つり橋効果”ってホントなの?

2010/11/25 11:00

こんなつり橋を一緒に渡って彼をゲット!?

こんなつり橋を一緒に渡って彼をゲット!?

何気ない時に目が合っただけでドキッとしたり、話しているだけでドキドキしてきたり…。異性と接していると、「もしかしてこれって恋なのかも!?」なんて思う瞬間がありますよね。でも、その胸のドキドキ、本当に“恋”が原因なのでしょうか?

というのも、かつてカナダの心理学者によって実証された「つり橋効果理論」と呼ばれる学説があるからなのです。そこで「つり橋効果理論」について、精神科医のゆうきゆう先生に詳しく聞いてみました。

スリリングな体験を共有すると、恋愛感情が芽生えやすい



「“つり橋効果”とは、“揺れるつり橋を渡ったことによるドキドキを、一緒につり橋を渡った相手へのドキドキだと勘違いし、恋愛感情だと思い込んでしまう効果”のこと。例えば、肝試しやジェットコースターなどスリリングな体験を共にした相手に対し、『あの時のドキドキは恋に違いない』と思い込んでしまい、恋愛感情が芽生えやすくなる効果のことを言います。とはいえ、ドキドキした時に無条件にその場にいた人に恋をするわけではありませんので、あくまで恋の起爆剤になりえると考えてくださいね」

う〜ん、緊張などからくるドキドキを恋のドキドキと勘違いしてしまうなんて…。すぐには信じられない話ですが、意外とよくあることなんでしょうか?そこで、20〜30代の女性にアンケートを実施。「“つり橋効果”で恋愛感情が芽生えたことはありますか?」と質問してみました。すると、「ある」と答えたのは11%。決して多くはないですが、“つり橋効果”を経験した人はいるみたい!一体どんなシチュエーションで恋が芽生えたのでしょう?

●「肝試しで真っ暗闇の中を男性とふたりで歩いていたら、今まで何とも思っていなかった人なのにステキに見えた」(26歳)
●「ジムでトレーニング中に見るインストラクターは誰でも魅力的!私の心拍数が上がっているから!?」(39歳)
●「スノーボードの練習中、怖くてドキドキしている私の手を取ってくれたり、リフトで気を使ってくれた人が気になってしまった」(31歳)
●「部活で先生に怒られた時、一緒に怒られていた子に仲間意識から恋心を抱いてしまった」(24歳)

と、バラエティ豊かな回答がズラリ。でも、「ジムでのトレーニング」や「一緒に怒られる」などの体験も、本当に“つり橋効果”って言えるの?

“ジムでのトレーニング”や“スノーボードの練習”も“つり橋効果”が!



「まず、“肝試し”のエピソードは典型的な“つり橋効果”と言えます。肝試しへの恐怖心によるドキドキに加え、心理学では明るい部屋よりも暗い部屋の中にいる男女の方が親密度が増しやすいとされているので、真っ暗闇の中をふたりで歩くという行為が、より恋愛に発展しやすいポイントとなっているのでしょう。“ジムでのトレーニング”や“スノーボードの練習”も“つり橋効果”の典型例。運動や恐怖心から得たドキドキに加え、インストラクターなどスポーツがうまい相手には『彼のようになりたい』という憧れも抱きやすいので、恋心も生まれやすくなるのです。統計的に体育会系の部活内でカップルができやすいのは、これが理由だと言えますね。“一緒に怒られる”というのは、心臓がドキドキするぐらいに怒られたのなら、“つり橋効果”と言えるでしょう。また、人は感情を共有すると親近感を持つので、『あんなに怒らなくてもいいよね!?』と不満を言い合うことで、『私たち気が合うかも』と恋愛関係に発展することは十分にありえます」

なるほど!“つり橋効果”のドキドキに何らかの要素がプラスされると、より恋愛感情に繋がりやすいってことですね。ところで、日常生活の中で意図的に“つり橋効果”を使い、相手に恋心を抱かせることってできるのでしょうか?具体的に、気になる男性とどんな体験をすればいいのかアドバイスをお願いします!

相手の心拍数を上げると、恋愛感情が抱きやすい!



「相手を生理学的にドキドキさせるようにしてください。例えば、人間の心臓は左側にあるので、“話す時に相手の左側に立つ”と、本能的にドキドキさせることができます。また、アルコールは心拍数を上げる作用があるので、“一緒にお酒を飲む”などもいいですね。“スリリングな映画を一緒に観る”のもおすすめです。映画館に行けば暗闇効果も手伝って、親近感もわきやすいでしょう。また職場が一緒の彼なら、上司の机の上にぬいぐるみを置くなど、“一緒に小さなイタズラをする”のも、軽いスリルから“つり橋効果”が期待できますよ。秘密を共有することで、親近感も増すはずです。あとは、“お笑い番組やライブを見る”のもいいですね。笑うことにより心拍数も上がりますし、脳内でドーパミンという快楽物質が出るので、疑似的に一緒にいる相手に恋愛感情を抱きやすくなります」

ドキドキさせるシチュエーションって、意外とたくさんあるんですね!ちなみに、ゆうき先生いわく「“つり橋効果”はあくまで恋の起爆剤。恋愛関係に発展するきっかけでしかありません。関係を長続きさせるためには普通のカップルと同じように『価値観が合う』などの条件も求められますので、“つり橋効果”だけに頼らないようにしましょう。また、“つり橋効果”によって付き合い始めた男女が関係を長続きさせるには、定期的に“つり橋を渡る”ことも重要。毎回同じデートをするのではなく、ときどき一緒にスポーツをしたり、ライブを見に行く、陶芸体験をするなど、何か新しいことや刺激になるようなことを一緒にしようと提案するといいでしょう。そうすれば、付き合い始めた時のドキドキを思い出して、気持ちが深まりますよ」とのこと。

恋のきっかけ作りには十分に効果が期待できそうな“つり橋効果”!気になる男性がいる人は、ぜひ一度お試しあれ♪(清川 睦子/verb)

【取材協力】
ゆうきゆうさん
精神科医。ゆうメンタルクリニックで院長(上野院池袋院)として医師業に携わる傍ら、心理研究家として『こっそり使える恋愛心理術』『モテる人の法則』などの著書も多数執筆するなど幅広く活躍中。

【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「恋愛や結婚後の体型について」
調査期間/2010/10/14〜10/18
有効回答数/261人(女性)

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