ティファニー

Tiffany & Co.(ティファニー)

ブルーボックスに入ったティファニーのリングは、女性の永遠の憧れ

1837年ニューヨークで創業。「キング オブ ダイヤモンド」と呼ばれたティファニー氏が考案した、厳選された高品質のダイヤモンドが輝くエンゲージメントリングや多彩なマリッジリングは、永遠の愛のシンボル。

Brand Story ブランドストーリー

永遠の愛を誓うにふさわしい、ティファニー ダイヤモンドの燦然とした輝きは、ティファニーならではの厳格な品質基準と熟練した職人の手作業によるもの。ニューヨークがルーツのブランドならではの多様でモダンなデザインも魅力。環境や人権に配慮したダイヤモンドやプラチナ、ゴールドの調達にも先進的な取り組みをしている、ジュエリー界におけるサステナビリティのリーダーでもある。
「キング オブ ダイヤモンド」がセレブリティや世界の女性たちを虜に
1837年、チャールズ・ルイス・ティファニーがニューヨークにオープンさせた店が、世界的に有名なジュエリー・ブランド、ティファニーの始まり。彼は世界中から最高品質の大きなダイヤモンドを収集し、デザインに対する審美眼をいかして華麗なジュエリーに仕立て、瞬く間にアメリカの名士たちを虜にした。アメリカンラグジュアリーのスタンダードを確立し、世界でも有数の宝石商という高い評価を得た彼は、1848年にはニューヨークの新聞から「キング オブ ダイヤモンド」と讃えられるまでになった。

1878年には、287.42カラットもの世界最大級・最高級の稀少なイエロー ダイヤモンドを購入。「ティファニー ダイヤモンド」と名付けられたこのダイヤモンドは、世界で最も貴重なイエロー ダイヤモンドのひとつとして、現在もティファニーのニューヨーク本店で展示されている。ちなみに、このティファニー ダイヤモンドは、映画『ティファニーで朝食を』で、オードリー・ヘップバーンが身につけたことでも知られている。ティファニーのダイヤモンドは、現在も世界中のセレブリティのエンゲージメントリング、マリッジリングとして選ばれている他、毎年レッドカーペットで世界のセレブリティたちにまとわれ、華麗な輝きを放っている。

ティファニーのリングが収められる、純白のリボンがかけられたブルー ボックスはあまりに有名だが、この色は1845年にティファニー氏が選んだカラー。 このカラーは「ティファニー ブルー」として発表され、ブルー ボックスに入ったリングは、現在でも世界中の女性たちの憧れとなっている。
厳選されたダイヤモンドと多彩でモダンなデザイン
ダイヤモンドの品質の世界基準である「4C(カット、クラリティ、カラー、カラット)」を満たすのは当然のこととして、ティファニーはダイヤモンドにさらに厳しい独自の品質基準を設定している。世界の宝石品質のダイヤモンドのうち、99.96%は却下され、わずか0.04%のみが、ティファニーの品質基準を満たせるものとして採用されるという、最高品質のダイヤモンドへのあくなきこだわり。その選び抜かれた高品質のダイヤモンドを、何十年もの経験を積んだ熟練の職人が、一つひとつ手作業で、美しさを最大限に引き出すようカットし、まばゆい輝きを放つダイヤモンドへと昇華させる。

また、ティファニーはダイヤモンドの美しさを最大限に引き出すセッティングを考案し、ダイヤモンド リングを愛のシンボルとして確立した初めてのジュエラー。ティファニー氏が1886年に考案したエンゲージメントリング「ティファニー セッティング」は、ダイヤモンドを6本の爪で持ち上げるように支えることで、あらゆる方向から光を取り込むことができ、ダイヤモンドは今までにない燦然とした美しい輝きをまとえるようになった。 この画期的な「ティファニー セッティング」は、世界のエンゲージメントリングの代名詞的存在として、今も世界中の女性たちの憧れの的となっている。

ティファニーはその後も魅力的なエンゲージメントリングを次々と発表。優美を極める繊細なデザインを追求した「ティファニー ハーモニー」、現代の愛を象徴するモダンでスタイリッシュな新作の「ティファニー トゥルー」など、さまざまな女性のスタイルに合わせてセレクトできる多彩なデザインがある。重ね付けすると自分らしいスタイリングをつくれるデザイン豊富なマリッジリングが揃っているのも、ティファニーの大きな魅力となっている。
環境や人権に配慮した、100%「紛争に関係ない」クリーンなダイヤモンド、プラチナ、ゴールド
ティファニーは、ジュエリー界のサステナビリティのリーダーとして、長年にわたり人権保護と環境保護に配慮したダイヤモンドの調達に取り組んできた。ダイヤモンドの採掘・調達の過程を全て把握し、ダイヤモンドのカットと研磨を直接自社の工場で行う、非常に数少ないブランドである。このため、エンゲージリングをはじめとする、0.18カラット以上の個別登録ダイヤモンド一つひとつの原産地を開示することができ、自分のリングのダイヤモンドが、ダイヤモンドにまつわる人権問題が懸念されている国から調達されていないことを確認することができる。

また、ティファニーは20年以上にわたって、製品に使用する貴金属(主にプラチナ、ゴールド、シルバー)を責任を持って調達することに精力的に取り組んできた。ジュエリーの大半を自社の施設で製造しているため、サステナビリティを重視して貴金属の調達元を監視することができるのだ。また、ゴールドの購入を通して武力紛争および人権侵害へ資金を提供してしまうことのないよう、強力な規制を導入している。

未来のことを考えたサステナビリティのための先進的な取り組みで、世界のジュエリー界をリードする存在といえる。