慶び事のマナー
結婚祝いの贈り方
結婚祝いはご祝儀を包まずに品物を贈っても構いません。披露宴に出席する時は、ご祝儀と同額程度の品を式の前に贈るのがマナー。出席しない時は少なめの金額で構いませんが、お祝いの品は早めに、が原則です。
お祝いの品は早めに贈るのがマナー
結婚祝いをはじめ、お祝いの品を贈る時は「割り切れない」奇数で。ただし、「末広がり」を意味する「八」は縁起がいいので偶数でも構わないとされています。ペアのカップなどを贈る時は、お菓子や紅茶など加えて奇数に。また、包丁やハサミなどの「切れる」もの、ガラス製品など「壊れる」ものは不向きとされていますが、相手からのリクエストがあったり、了解が取れている時は実用性を重視して贈っても構いません。
- お祝いの品は式の1週間前までに
- 結婚祝いの品を式当日に持参するのは、荷物になるので相手に迷惑。「お祝い事は早めに。吉日の午前中を選んで」が贈り物の基本ルールなので、できれば挙式の1週間前までには届けたいもの。ただし相手が忙しければ、新生活が落ち着いたころに届けるなどの心配りを。
ぬいぐるみやバルーンと一緒に届く祝電や、豪華なうるし塗りの台紙やプリザーブドフラワーが添えられた祝電など、最近はさまざまなタイプが登場。挙式・披露宴に出席できない時はもちろん、招待された友人同士で祝電のサプライズプレゼントをしても喜ばれそう。電話だけでなくインターネットでも24時間申し込みができ、期日指定で受け付けてくれるので、挙式の3日前ごろまでに申し込んでおくと安心です。
- 愛らしさで人気「キャラクターパックDENPO」(NTT東日本/局番なしの「115」番へ電話か、24時間ネット受付)
- 豪華なうるし台紙の電報やプリザーブドフラワーを添えて(KDDIエボルバ"でんぽっぽ"/24時間ネット受付)
- ぬいぐるみが入ったバルーンなど種類豊富なバルーン電報(アップビートバルーン/24時間ネット受付)
結婚祝いは新郎新婦の希望を聞いて贈るのが一番ですが、リクエストがない場合は、実用品にするか、記念になる品にするか迷ってしまうもの。そこで、先輩花嫁たちにアンケートを取ってみると、こんな結果がでました。結婚祝いを贈る時の参考に。
1位 |
食器 (237ポイント) |
ペアカップ、ペアワイングラス、ペアの食器セットがトップ3。夫婦の名前を入れたワイングラス、結婚した年号が入ったカップは、「実用的で、しかも記念になるのでうれしかった」という声が。 |
---|---|---|
2位 |
調理器具 (119ポイント) |
「自分ではすぐに買いそろえられないものなので、友人にリクエストしました」という人が多かったのが、調理器具。コーヒーメーカー、エスプレッソマシーン、ホームベーカリー、フードプロセッサー、ホットプレートが上位に。 |
3位 |
鍋 (106ポイント) |
「ル・クルーゼ」と「ティファール」の鍋が大人気。これも、友人にリクエストして送ってもらった人が多数。「自分で買うと重いので、お祝いにいただいてうれしかった」とのコメントが。かさばるもの、重いものなどを贈り物に選ぶのもアイデア。 |
4位 | 現金 (103ポイント) |
「ご祝儀にいただいた現金」という回答と「手作りの品」という回答が同じポイントに。手作りのプレゼントで一番多かったのは、「結婚式の写真で作ってくれたオリジナルアルバム」と「結婚式・二次会を撮影してくれたDVD」。ほかに、「高校の部活の仲間や先生たちのメッセージ集」「会社の人たちのメッセージ」などが。心のこもった世界にひとつの贈り物は、やはり貴重! |
4位 | 手作りのアルバムなど (103ポイント) |
以下、6位に空気清浄機、加湿器などの家電製品、7位にエプロンやリビングピローなどの生活雑貨、8位にデジタルフォトフレームなどがランクイン。新生活にすぐ使える実用品が人気でした。
※データ出典:「ゼクシィ」ユーザーアンケート・結婚祝いの贈り物について
2009/9/9~2009/9/24 回答数194人/「もらってうれしかった結婚祝いベスト3」の回答から、1位:5ポイント、2位:3ポイント、3位:1ポイントとして集計