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第15回 新しい土地になじむ方法

結婚が決まって6ヶ月、2ヵ月後に結婚します!でも問題が生じました。今、私たちは東京に住んでいるんですが、なんと彼の地方転勤が決まってしまったんです…。私は東京生まれの東京育ちで、他の土地に住んだことがありません。彼との暮らしを始めるというだけでも少し不安なのに(もちろん楽しみです!)、新しい土地なんて。そうは言っても、引越しは避けられないので、新しい土地になじむ方法を教えてもらえませんか?


 ご相談、ありがとうございました。さて、ここでこんな話を。

 ホームズとレイという社会心理学者は、ストレスの強さを表にしました。


この数値を足して、1年以内に150を超えた人は、次の年にその半数が何らかのストレスによる病気にかかるとされています。

 あなたの場合、環境の変化で24、結婚は50、そして転居で20のストレスになります。かなり強いですね。
 とはいえこの表が発表されたのは1967年のことですので、今から約40年前。ですので、すべてがすべて、このまま当てはまるとは限りません。とはいえどことなく、「分かるかも…」というのもあるのではないでしょうか。

 しかしもちろん「具体的な数字を覚えろ!」というわけではありません。ここで大切なのは、「ストレスをためすぎると病気になる」というのは、昔からあった考え方だということなのです。
 たとえるなら、あなたの心はバケツのようなもの。そして僕が思うに、このバケツの大きさは、人によってそれほど大きく変わるわけではありません。
 またみんなの人生が、そうそう変わるわけではありません。入ってくる水の量も、ほとんど変わらないのです。

 この表にあるイベントは、「結婚」や「配置転換」「家族の病気」など、誰の人生でも普通にあることばかり。一般庶民であっても、大金持ちであっても、タレントや大統領であっても、同じように体験することばかりなのではないでしょうか。
 しかし、ストレスに打ちひしがれてしまう人もいれば、それでもストレスに打ち勝っている人もいます。
 この差はどうしてなのでしょうか?

 その答えは、「いかにたまった水を外に出しているか」の違いなのです。

 では、具体的にどういう風にこのストレスを外に出せばいいのでしょうか?

 結婚。転居。環境の変化。いっぺんに色々な環境の変化がおきると、確かにストレスはかかります。そのストレスをとにかく「外に出す」ことが大切。

 たとえば考えてみましょう。新しい土地に対する不安とともに、どんな土地なんだろうという好奇心はありませんか?まずはその土地に関する情報を、とにかく調べてみることです。
 これによって「予習」や「イメージトレーニング」することができて、気持ちはどんどん楽になるはず。何も分からないままの不安というものが、気持ちにとってはもっともいけません。

 今の世の中は情報社会です。ちょっと調べようと思えば、きっと様々な情報が飛び込んでくるでしょう。
 特に人は少しでもかかわりを持った方をヒイキしたくなるものです。事前に少しでも触れることで、思ったよりもすんなりとなじむことができるのではないでしょうか?

 またそれでも現地の生活が不満になったら、それを電話やメールなどで、友達や家族に伝えること。もちろん旦那さまに話せればそれに越したことはないですが、言えないときもありますよね。だからこそ、他の人に積極的にグチを話すのです。
 不安というものは、誰にも話せないと、どんどんたまっていってしまうものです。

 もちろんそれができなければ、ネット上で、「ブログ」として発表してもいいでしょう。
タイトルも決めました。「新婚新妻の田舎ライフ」。
 「新」がかぶっているのがポイントです。いえ、深い意味はありませんが。

 ここでコツとしては、「客観的な事実」と「主観的な気持ち」を、だいたい半々になるように書いたり話したりすることです。

「今日は隣の奥さんとケンカした。ムカついた」

など、こんな単純なもので構いません。このように事実と感情、半々のミックスによって、「事態の把握」と「感情の浄化」の2つがいっぺんに行えます。これによって、気持ちは確実に楽になるものです。
 いずれにしても、何らかの形で外に出すことが重要。覚えておいてくださいね。

 新しい土地になじみつつ、今までの友人関係も継続させて、素敵な新婚生活を送ってください。

 あなたの幸せを心より願っております。


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