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さてご相談、本当にありがとうございました。
この「潔癖症」。
確かに不潔より清潔なほうがいいのに越したことはないのですが、ご相談の彼はちょっと行き過ぎているかもしれません。
もしこれでバランスがとれていればいいのですが、それがあまりにひどくて、本人も周囲も困っているのなら、一度メンタルクリニックに行ってみてもいいでしょう。
最新の抗うつ薬などを服用することで、少しずつ気持ちが楽になると思います。もし連れて行きたいと思うのなら、
「良かったら、一度だけ話聞いてみない?」と、軽く誘ってみてください。
決して強制しないことがポイントです。強く言ってしまうと、相手はかなりネガティブに感じてしまいます。
とにかく簡単に提案してみて、相手の反応を見ることが大切。
この場合、もし相手が「そうだなぁ…」と、考えるようなら、「行ってもいいかも」ということ。であれば、一度連れて行ってあげることです。
逆に「いいよー!」と固辞するなら、それ以上深追いすることはありません。強制がかえって症状を悪化させることがあります。
とはいえ「そういう方法もある」ということを彼が知るだけでも、少しだけ気持ちは楽になるものです。試してみてくださいね。
では、メンタルクリニック以外で、彼の気持ちを楽にできる、家での治療法はないのでしょうか?
もちろん、あります。
では、問題です。こんなとき、妻であるあなたは、どう対応したらいいでしょうか?
1「また、手を洗ってる!」と、直接的に指摘。
2「手が汚れちゃった?」と、間接的に指摘。
3 手を洗った後で、お茶をいれてあげる。
では、一つ一つ見てみましょう。
実は心理学には、「意識化による縛り現象」というものがあります。名前は微妙にSMチックで怪しいですが、ちゃんとした心理用語です。
うん。すぐに怪しいという発想が浮かぶ僕が一番怪しい。
実際に人間は、ほとんどの行動を「無意識」に行っているもの。しかし突然にそれを「意識」させると、ついうまく行動できなくなってしまうものです。
ほら、思い出してみてください。あなたも特に悪気はなく、
「君っていつも●●だよね」「あなたの○○って、△△なんだね」
というように指摘してしまったことはありませんでしょうか。これは人によっては強いショックなのです。
特に男性は、女性に比べてひとつひとつの言葉を攻撃的に取りやすいもの。
あなたのちょっとした指摘でも、相手にとっては百倍の悪意として伝わることもあるでしょう。
すなわちここまでをまとめるなら、「指摘することは、相手の心を縛る」。
相手が手を洗ったのを、あなたはつい指摘したくなるもの。しかしそれは、あまりいいことではありません。
すなわち、
1、「又、手を洗ってる!」と、直接的に指摘するのは60点。
無意識のクセを意識させるだけで、相手は「居心地の悪さ」を感じます。不安が強まるだけで、彼の気持ちはよりネガティブになることでしょう。
次に、
2、「手が汚れちゃった?」と、間接的に指摘する。
これはまさに20点。間接的に表現されることで、
「手なんか汚れてないけどさぁ…」
→「あ、分かってる上で、こんな言い方したのか!?」
→「なんてヤツだ…!」
というように何度も何度も考えを巡らせるために、より強く「指摘されている」事実をかみしめることになります。
これだけで相手の居心地の悪さは、確実に強まるはず。
ですので一番の正解が、
3「はい」と、お茶をいれてあげること。
直接的に言葉では指摘せず、お茶などで気持ちをリラックスさせてあげる。
実際に手洗いは脅迫観念の象徴。一番の方法は、その気持ちを緩和させてあげることです。
これこそが、たとえ遠回りに見えても、最終的にクセをやめてもらう最短距離になるのです。ですからまさに100点の答えです。
そんな心地いい空間を常にプロデュースすると、相手は確実にあなたの存在が大切になってきてしまいます。
よって今回の話をまとめるなら、あなたが誰かの気持ちをつかみたいと思ったら、可能な限り、無意味に相手のことを指摘するのは避けること。
相手の「悪いクセ」や「やめてほしいこと」があるときには、決してそのものを指摘するのではなく、今回のように、食べ物や雰囲気による「プラスの気分を演出」することか、「こうしてくれたら嬉しいな」というような、プラスの提示こそがベスト。
「これが相手のためなんだ」…。
そんな言葉で、あなたのマイナスの気持ちをぶつけないでください。プラスの気持ちだけが、相手の心を安らがせ、動かすことができるんですよ。
<まとめ>
可能ならメンタルクリニックにいくことを提案!家では、相手の手洗いを見るごとに、お茶を入れてあげたり、優しい言葉をかけてあげること。決して指摘するだけはダメ。
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