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ふたりとゲストの幸せな一日に密着 -先輩の結婚式実例集-

35
家族水入らずの門出
東京都

結婚式は大勢を招くものと考えていた新婦。ところが新郎は年間250日もインドに駐在する仕事で、理想を叶えることはできなかった。それでも親にだけは晴れ姿を見せたくて、親子水入らずの節目の日を迎えることに。

憧れの和婚
婚姻届提出では味わえなかった気持ち

アメリカやモンゴルに暮らしていた新婦、そしてインドを拠点に働く新郎も日本らしい挙式への憧れがあった。選んだのは、室町時代に創建された、都心のオアシスのような神社だ。神聖な儀式は、親子の心に深い感情が刻まれた。

境内での撮影を終え、いよいよ挙式へ。母と参進したこの場面は新婦が最も胸を詰まらせた瞬間で、鮮明な記憶として残っているそう
一つ一つの儀式を見守る新婦母。「婚姻届提出の知らせを聞いたときにはなかった気持ち。グッとね、胸がね……。でも幸せの門出だものね」と振り返る
新郎による誓詞奏上。実は新郎はけんかのたびに「別れてやる!」が口癖だった。ところが式後は「神様に誓ったからな」ともめ事は丸く収まるそう
料亭で祝い膳
都会の高層階に、趣ある和の風情

式後は、神社から程近い、高層ビルの48階にある料亭へ。急用で新郎親は参列できず、新婦親とふたりの4人だけの小さな祝宴になったが、祝い膳で華やぎ、新しい親子がフランクに会話を弾ませるひとときになった。

一つ一つの料理にはお祝いの意味が込められていることの説明を受け、祝福ムードが高まる。床の間には桜も咲いていた
「長い人生を幸せに」の意味を込めたかつらむきの野菜で巻いた絹田巻など、朱塗りの盆に美しい先付
実り多き稲穂の素揚げを添えた『大鯛金銀焼』は、料理長が一人一人に供してくれた
熊本の祖母に新婦が電話をし、新郎にバトンタッチ。門出のあいさつをすることができた
手紙を書いてきたという娘に「もうよかよか」と制した父母だったが、「私だって恥ずかしいのよ」と読み始めると、じっと耳を傾けてくれた
和洋の3着
衣裳で、母と娘の夢を叶えた

「日本の花嫁さんになりたい」と新婦が最も憧れた白無垢。赤と黒の色打ち掛けは、母のアドバイスで選んだ。そして会食でまとったドレスは母が熱望したもの。ドレスを着る予定はなかったが、「私は4着も着たのに」と懐かしい写真を娘に送ってきたそう。3着の衣裳は母娘の思いが詰まっていた。

「背が高いんだからキリッとした衣裳が似合う」と母から言われて選び直した、色打ち掛け。歴史を刻む拝殿にも映えた
インドでは、ちょっとしたあいさつのたびに手を合わせるそう。「インドのスタッフに見せたい」と新郎の発案で撮影
「お母さん、ご希望の白ドレスはどう?」と聞くと、「うん、かわいい」と母はニッコリ
「娘とバージンロードを歩くなんて考えられない」と話していたシャイな九州男児の父。そっと腕を組んで父娘の貴重な2ショットに
Bride & Groom
竹村 直也さん 香さん
旅好き、カメラ好きのふたりは遠距離恋愛後に結婚。“遠距離”は今も続き、インドと日本で離れて暮らしている。
会場
挙式:新宿 十二社 熊野神社(東京都新宿区)
会食:京懐石みのきち東京新宿住友ビル店(東京都新宿区)
プランニング:BIKEN Bridal(東京都中野区)
挙式日
2017年3月26日
ゲスト数
2名
当日のタイムスケジュール
1430
境内で新郎新婦の撮影
1515
挙式の説明を受ける
1530
挙式
1610
親子で撮影、ドレスに着替える
1720
会食会場に到着
1730
乾杯し開宴
1915
新婦、親と新郎への手紙朗読
1930
会食お開き
構成・文/千谷文子 撮影/松本朋之