同棲も楽しいけど…

「同棲→結婚」に移行するコツ教えて!

同棲生活が長くなってしまい「結婚」に踏み切るきっかけがなくて困っている…という声を聞くことがあります。彼と同棲を始めて数年がたったものの、「どのタイミングで結婚に移行すればいいのか、わからなくて…」と悩んでいるケースも。

20〜30代の女子に「同棲経験」を聞いてみたところ、「経験あり」と答えた人は44%。そのうち、「その後結婚した」と答えた人は52%でした。同棲生活から結婚に移行した「きっかけ」は何だったのでしょう?

●「同棲する前にあらかじめ結婚の時期の目安をふたりで話し合っていた」(28歳)
●「結婚の予行練習として、同棲し、お互いにしっくりきたので自然に結婚の流れとなりました」(31歳)
●「彼が入院した際、同棲していても妻ではないので、私ではできない書類上のやりとりがあった。同棲していても、結局社会的な立場は知人でしかないと気付いたから」(27歳)
●「バレンタインのテレビを見ていてみんな幸せそうだな〜と小言をもらしたところ、じゃあ俺と幸せになろうよ!ってプロポーズされたのがきっかけです」(24歳)

いろいろな意見がありましたが、「結婚前提で同棲を決めた」「同棲する前に結婚する時期を決めていた」という意見が目立ちました。

「この子と結婚したら快適」と思わせる努力や工夫も大切!



経験者の声からは、同棲を始める前に結婚時期を話し合っておいた方がよさそう、ということがわかりました。
では、「特に結婚について話し合うことなく同棲を始めてしまった!」というカップルはどうすればいいでしょう?恋愛コラムニストのひかりさん、アドバイスください!

「本来は、結婚を前提としている同棲なのか、単に一緒に住むだけなのか、お互いの意思を確かめてから同棲生活を始める方がベター。結婚前提であれば、アンケート結果のように、始める前に同棲の期限を決めることも重要です。しかし、何も決めずに同棲生活に突入し、結婚したいけれどズルズル…という状態の場合は、『彼が結婚を意識するように持っていく』努力が必要。例えば、食事や掃除を頑張ったり、彼のメンタルのケアも行うなど、彼に『一緒に住んでいると快適だ』と思わせられるよう努力したり。さらに、相手の親と仲良くなって、『○○ちゃんと早く結婚しなさい』と彼の親が薦めるくらいの仲になったり、彼に自分の親族を会わせたりするのもいいでしょう。また、彼に守られようとするだけではなく、“彼を守れるような女性”になることも大事。自分が彼を幸せにできるほど、自立した女性でいることが結婚を意識させるきっかけになることも」

なるほど〜。…ということは逆に、「同棲を始めたものの、結婚はちょっと…」と彼に思わせてしまうケースもあるということでしょうか?

「彼を束縛したり、信じなかったり、口うるさかったりすると、男性は『結婚したらこんな生活がずっと続くのか…』とうんざりしてしまいます。お金の使い方が荒い女性、掃除が苦手な女性も、彼の結婚への意欲を減退させるので気を付けた方がよさそうです」

同棲生活が長くなったのに、彼が全然結婚を考えてくれない…という場合は、彼への対応や生活態度が影響している場合もあるということですね。

結婚に対する考えを整理してから、同棲の検討を



なお、これから同棲生活を検討している人に対してひかりさんは、「男の人は同棲すると、それで気持ちが落ち着いてしまい、結婚を急いで考えなくなることがあるので、あらかじめ結婚に対するお互いの考えを整理し、確認し合ってからの方がいい」とあらためてアドバイスしています。

せっかく縁あって彼と同棲を始めたからには、いい着地点を見つけたいところ。「彼なら結婚しても大丈夫!」と思えたならば、結婚を意識させるための努力や工夫、そして時には真剣に話し合いの場を設ける覚悟も、必要かもしれませんね。(山崎 はるな)


【取材協力】
ひかりさん
恋愛コラムニストとして、新聞や雑誌などにさまざまなコラムを執筆。「All About」では「恋愛」ガイドを担当。幸せになりたい女性に向けた、厳選したイイ記事を紹介するキュレーションサイト「HAPPY WOMAN NEWS」の編集長。著書に『愛される人の境界線』(KADOKAWA/中経出版刊)。


【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「LINEトラブルと同棲から結婚、ロマンチックエピソード、女友達について」
調査期間:2016/2/23〜3/2
有効回答数:157人(女性)