うわっ。LINEでコクられた!

SNSで告白、別れ話ってアリ?ナシ?

最近、本当は面と向かってするべき大事な話を、LINEやメッセンジャーなどのSNSでする人って多くありませんか?

私は以前、彼からSNSでいきなり「別れよう」と切り出されたことがあります。擦れ違いが続いていて、そろそろ潮時かなと思っていたとはいえ…。SNSは便利なコミュニションツールだけれど、別れ話をされるのは嫌だなあと思っていました。

「SNSで告白、別れ話」は「ナシ」派が63%に!



20〜30代の女性に「SNSでの告白や別れ話はアリ?ナシ?」と聞いてみたところ、「アリ」と答えた人は25%。「ナシ」と答えた人は63%。残りの12%は「どちらとも言えない」という意見でした。

<SNSアリ派の意見>
●「直接言ってもうまく伝えられないけれど、SNSを使えば思いが伝わる…という場合ならいいと思う」(23歳)
●「きっかけとしては問題ないと思います。文書にすると落ち着いて自分の言葉で伝えられるので」(24歳)

<SNSナシ派の意見>
●「“直接”話すことが相手に対しての敬意だと思うし真剣さが伝わる」(30歳)
●「大事なことは直接顔を見て、表情や言葉の間などからも読み取りたいから」(28歳)

告白も、別れ話も真剣に話すべきことだから、直接会って話をすべきとの意見が大多数でした。「アリ」派においても、「その後直接会うことを前提とするならば、きっかけとしてあり」という意見が目立ちました。

「告白」なら、想いの強さを伝えるのに効果的かも!



そもそも、SNSで告白したり、別れ話をするのって、恋愛マナーとしていかがなものかしら…。さまざまな恋愛経験を持ち、女性心理にも詳しい“女豹ライター”の島田佳奈さん、どう思います??

「個人的には、『大事なことはちゃんと会って“目を見て”言おうよ』と思いますが、今はネット時代。恋愛の重要な局面におけるSNSでのコミュニケーションは、その特性を上手に生かせば有効だと思います。SNSのメリットは、ログイン状態がわかればメールより時差なく伝達できること。相手にメッセージが伝わったかどうかが既読状態で知ることができるのも、利点といえるでしょう。例えばデートの最中はどうしても告白できなかったけれど、帰り道に『さっき言い忘れたんだけど……』と想いをタイムリーに告白する、なんてシチュエーションは、SNSにふさわしいと言えますね。後日改めて会う段取りを決めて……なんてやっていたら、せっかくのテンションが下がっちゃいますからね」

なるほど〜!「デート中は勇気が出なかったけれど、今日どうしても告白したかった!」という熱い想いが伝わる気がします!ちょっとキュンときました!(笑)

「別れ話をSNSで」は後味を悪くし、こじれる原因にも



「しかし、別れ話においては決してお勧めできません。衝動に任せてSNSで別れを切り出す……というのは最もよくない手段。衝動的に言ってしまった別れの言葉を後で『あの時はどうかしていた』と引っ込めたとしても、ログに残ってしまいますからね。そして何より、“SNSで別れを言われた側”は、相手の表情が見えないこともあり、なかなか納得できないもの。『別れたい相手に会うのが面倒だから』という理由でメールやSNSで済ませようとする人が多いようですが、最後だからこそ会ってきっちり片を付ける方が、未練や恨みを残さずキレイに別れられますよ」

確かに、SNSで別れ話を切り出された側は、相手の真意がわからないし、軽んじられていると感じて怒りが倍増しそう…。後味が悪くなるので、「別れ話にSNS」は、やるのもやられるのも避けたいですね。

「SNSは便利なツールですが、誤解を招くような使い方や逃げの手段に活用するのはよくありません。特別な相手とのコミュニケーションは、体温が伝わる距離で交わしてこそ。距離を問わない、温度が伝わらない連絡手段は、あくまでサブだと心得ておきましょう」

おっしゃる通り〜!ああっ、昔の彼に聞かせたい(苦笑)!!(山崎 はるな)


【取材協力】
島田佳奈さん
作家、女豹ライター、AllAbout恋愛ガイド。モデル・OL・キャバ嬢・バイヤー・広告代理店・SE等多彩な経歴の後、作家に転身。『人のオトコを奪る方法』、『「アブナイ恋」を「運命の恋」に変える!』、『運がよくなるお引越し』、『女豹本!』、『コントラスト』他著作多数。近著に『腐らず、枯れず、咲き誇れ! アラフォー独女の生きる道』(双葉社)がある。
島田佳奈さん公式ブログ 「No love, no life.」


【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「恋愛の仕事への影響やSNSを使っての告白について」
調査期間:2016/1/8〜1/22
有効回答数:126人(女性)