私のこと、ホントは好きじゃないのかな…

愛されてない!?彼が嫉妬してくれない理由

歴代の彼は嫉妬深い人が多かったのですが、今の彼は全然嫉妬してくれません!他の男子と飲みに行こうが全くお構いなし。私のこと本当に好きなのか疑ってしまうほど…。

実は私の周りでも「彼が嫉妬してくれない」ことに悩んでいる女子がちらほら。挙句は「他に本命女子がいるのでは!?」と疑う始末(苦笑)。

そこで、20〜30代の女性に「付き合った彼が全然嫉妬してくれないと悩んだことはある?」と聞いたところ、33%の人が「ある」と回答。そんな彼をどう思ったかも聞くと、最も多かったのが「私に関心がないんだと思う」(48%)。次いで「私を信用してくれているんだと思う」(38%)でした。

嫉妬は「自分の立場が脅かされるのでは」という不安の表れ



嫉妬しないのは、愛情が薄いからなのか、それとも信用されているからなのか…。心理学博士の伊東明先生、どちらが正しいんでしょう?

「皆さん勘違いしがちですが、『嫉妬=愛情』ではありません。嫉妬は、ある人の存在によって、自分の立場や地位が脅かされると感じた場合に起こる感情。例えば、“彼女が飲み会に行く→自分よりもかっこいい男と出会ってしまったら捨てられるかも→嫉妬する”、というメカニズム。つまりは不安の表れなのです。逆にいえば、彼女との関係性に揺るぎない自信があるならば、嫉妬心は起こりません」

なるほど〜。彼女がどんな男子に出会おうが、ふたりの関係は大丈夫!と信用しているからこそ、嫉妬心が起こらないのですね。

嫉妬するのはかっこ悪いと捉える風潮も



一方で、あくまで体感ではありますが最近「嫉妬しない男子」が増えてきているような気がします。何か理由があるのでしょうか?

「何に対しても執着が薄い“さとり世代”には、『嫉妬するのはかっこ悪い』というカルチャーがあります。そもそも嫉妬心が起こりにくい世代ですし、たとえ心の中では嫉妬していたとしても、それを表に出さないことを美徳とする男性が増えています。ただ、中には『彼女に対する愛情が冷めたから、ほったらかしている』というケースも、少数だとは思いますがあるかもしれません。もし心配ならば、普段の彼の性格や行動を観察して、信頼されているのか、感情を内に隠すタイプなのか、何事にも執着がないタイプなのか、それとも別れが近付いているのか、判断するといいでしょう」

嫉妬しない理由をかわいく聞いちゃうのもアリ



ちなみに伊東先生によると、「いよいよ心配になったら、『◯◯君、嫉妬しないタイプだよね〜』などと軽く振ってみるのも手。カッコ悪いじゃん?とか、信頼しているからだよ、などと気軽に答えてくれる可能性があります。間違っても『何で嫉妬してくれないの!?私のこと好きじゃないの?』などと尋問口調にならないこと。特に執着が薄い男性の場合、愛情が重い、ウザイと思われる恐れがあります」とのこと。

彼との普段の関係性が良好だったら、“嫉妬されないのは危険信号”というわけではなさそうですね。嫉妬されないことに勝手に不安を感じて疑心暗鬼になり、関係性が悪くなっちゃったら本末転倒!なので、考え過ぎは禁物ですよ。(山崎 はるな)


【取材協力】
伊東 明さん
(株)東京心理コンサルティング代表。ビジネス心理学および男性・女性心理学を専門とし、企業研修やコンサルティング、メディア出演や雑誌連載などで幅広く活躍中。『男は3語であやつれる』(PHP研究所)、『女が結婚するまでに考えておきたいこと』(大和書房)など、70冊以上の著作がある。


【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「嫉妬してくれないパートナーや女性専用車両について」
調査期間:2015/8/7〜/8/26
有効回答数:161人(女性)