花嫁は必須!?ブライダルチェックって何?

2011/2/17 11:00

出産を望む方は一度受けてみては?

出産を望む方は一度受けてみては?

先日、大学時代の女友だちと集まった時のこと。春先に結婚を控えたY子が「そろそろブライダルチェック受けなきゃ」とポツリ。ところが、その場にいたY子以外はみんな「ブライダルチェックって何?」とポカンとした表情に。そこでY子に聞いてみたところ、ブライダルチェックとは主に結婚を控えた女性を対象にした婦人科検診のことで、妊娠や出産に影響を与える疾患の有無を、結婚前にあらかじめチェックすることを目的に行われている…とのこと。

妊娠や出産に影響を与える疾患の有無を調べるのがブライダルチェック



今までにも会社で行う健康診断や子宮がん検診などは受けたことがあるけれど、ブライダルチェックって一般的な婦人科検診とは何が違うの?池下レディースクリニック銀座院長の池下育子先生に、ブライダルチェックについて詳しく聞いてみました!

「当クリニックのブライダルチェックでは、血液検査(貧血検査)やおりもの検査、超音波による子宮と卵巣のチェックや子宮がん・子宮頚がん検査、性感染症検査や風疹抗体検査、胸部X線撮影や乳がん検査などが受けられるようになっています。とはいえ、ブライダルチェックで行う検査内容には特定の決まりがないので、実は検査項目はクリニックや受ける患者さんによってさまざまなんです。なぜかというと、最近は企業の健康診断で定期的に婦人科系の疾患を調べている人もいれば、市区町村の子宮がん検診や乳がん検診を受けている人も多く、人によって調べたい内容や知りたい情報が違うから。」

「『ブライダルチェックを受けたい』と言って検査に来られる方は、将来的に自分が子どもを作れる状態にあるのかということを気にされていらっしゃる場合がほとんどなのですが、妊娠に関係のある検査でも『子宮がん検診は受けたばかりなので…』など、最近受けた検診内容とかぶらない検査項目だけを選択される方が多いんですよ」

なるほど。確かにブライダルチェックでなくても、血液検査や子宮がん・子宮頚がん検査は健康診断などで受ける機会はありますもんね。では、一般的な健康診断ではあまり検査しないもので、将来子どもを持ちたいと考える人が受けておいた方がいい検査には、どんなものがあるんですか?また、いつ頃受けるのが理想的なのでしょう?

ブライダルチェックで1〜2割の人に疾患が見つかっている



「おりもの検査や性感染症検査、超音波による子宮・卵巣の検査などは積極的に受けておくことをおすすめします。というのも、当クリニックのブライダルチェックでは、無症状の人でも1〜2割に疾患が見つかっており、そのほとんどが子宮筋腫や子宮内膜症、性感染症のクラミジア感染症なのです。上記の検査でこれらの病気が発症しているかが分かるので、受けておいた方がいいでしょう。また、意外と知られていないのが風疹抗体検査。妊娠中に風疹にかかると胎児に悪影響を及ぼす危険性が高いので、将来妊娠を希望しているのであれば、こちらも一度受けておかれるといいですよ。受診のタイミングについては一概にいつがいいとは言えませんが、『近い将来に子どもを…』と考えるのであれば、結婚の3〜4カ月前までに受けておくと安心。なお、風疹抗体検査は一度受ければOKですが、大半の検査項目は定期的に検診を受けてくださいね」

う〜ん、普段あまり婦人科に行かない人にとっては婦人科系の検診を受けるのはちょっと勇気がいりますが、妊娠・出産の準備としてだけでなくても、健康管理の一環として受けておくのが良さそう。ところで、実際にブライダルチェックを受けている人って、世の中にはどの位いるのでしょう?そこで、20〜30代の先輩花嫁たちにアンケートを実施。ブライダルチェックについて聞いてみました!

ブライダルチェックは受けたことある?…受けた(24%)



まず、「ブライダルチェックを知っていますか?」と質問したところ、「知っている」という人が59%と半数以上。一応それなりの認知度はあるようですが、では「ブライダルチェックを受けたことがありますか?」とも聞いてみたところ、こちらは「受けた」と答えた人が24%、「受けていない」と答えた人が66%という結果になりました。それぞれ理由も聞いてみると、

<受けた>
●「普段から生理痛がひどかったため、結婚が決まったこの機会に、一度検診を受けておこうと思ったから」(27歳)
●「結婚後すぐに子どもが欲しいと思ったため、結婚を機に検査を受けました」(27歳)
●「もともと生理不順で婦人科に通っており、自分の体に不安を感じていたので、ついでに受診しました」(26歳)
●「将来きちんと子どもが産める体なのか検査しておきたかったから」(31歳)

<受けていない>
●「婦人科に行く習慣がなく、なんとなく怖かったり、ブライダルチェックの情報自体が少なかった」(23歳)
●「通常のがん検診は知っていたが、ブライダルチェックは知らなかった」(30歳)
●「年1回婦人科検診を受けているので、妊娠を本格的に考えるまでは、さらなる検査はいいかと思った」(28歳)
●「受けようと思いつつ、料金の高さやチェック項目に躊躇して受けていない」(32歳)

と、「受けた」と回答した人の中には、やはり妊娠について不安を抱えていたから受けたという人が多い様子。「受けていない」と答えた人は「知らなかったから」や「婦人科検診を定期的に受けているから」という意見が目立ちました。ただ、「受けた」という人に「実際に受けてみてよかったと思いますか?」と質問したところ、これにはなんと100%の人が「よかった」と回答!受けてよかったと思う理由は?

ブライダルチェックは受けてよかった?…よかった(100%)



●「異常がないということが分かって安心できた」(26歳)
●「子宮頸がんの検査で再検査になってしまったけれど、おかげで悪化せずにすみ、大きな病院も紹介してもらえてよかった」(27歳)
●「自分の体を知ることの大切さを実感したから」(30歳)
●「検査で無排卵が発覚し、今は治療に専念しています。自分の体を分かってくれている病院があるだけでも妊娠・出産準備には心強いです」(26歳)

と、「異常がないことが確認できて安心した」、「病気の早期発見・早期治療に役立った」、という意見が多数。もしも検査で病気が見つかったら…と考えると怖いですが、一生付き合っていく自分の体。今まで受けたことがないという人は、思い切って一度受けてみるのもいいかもしれませんね!(清川 睦子/verb)

【取材協力】
池下育子さん
池下レディースクリニック銀座院長。婦人科のみならず、女性の心身のトラブルについて積極的に取り組み、現代女性を内面・外面の両面からサポート。著書に「女性の病気百科」「子宮力アップレシピ」「PMS(月経前症候群)と女性の体」ほか多数。

【データ出典】
ゼクシィユーザーアンケート「ブライダルチェックや恋愛と結婚の違いについて」
調査期間/2011/1/6〜1/11
有効回答数/187人(女性)