「あとは若い者同士で…」のシチュエーションでお馴染み!?

二股もOKってホント!?イマドキお見合い事情

突然ですが、質問です。皆さんのまわりにお見合いをしたことがある人、いらっしゃいますか?テレビなどではよく見るけれど、友人や会社の同僚など、なかなか身近では見かけないもの…それって私だけ!?というわけで、イマドキのお見合い事情を探るべく、“仲人士”としてお見合い塾を主催する、山田由美子さんに聞きました!

「とんでもない!婚活ブームの昨今では、お見合いが復活しているのです。私のお見合い塾でも、2008年は900組だったお見合い件数が、2009年には3000組に急上昇。お見合いは“結婚を望む人同士”によるものだから、仕事も忙しく恋愛を楽しむ余裕のないアラフォー世代にも人気があります。最近はテレビや雑誌などで婚活をあおる影響もあって『私も将来、結婚できないかも…』と不安に思う人が増えたのか、20代前半の人のお見合いも増えています」

なるほど…知らなかっただけで実は、盛んに行われているんですね。ということは、今もお見合いは昔さながらの手順で進められているの?経験がないので、興味津々!!

「昔はどの町にも顔ききの仲人おばさんがいて、母親が、娘のプロフィールが書かれた釣書(つりがき)と写真を持ってお願いに行ったもの。料亭などに着物で出かけて、場が盛り上がったところで『あとは若い者同士で…』というテレビでもお決まりのパターンに。その間に、娘の意思確認なしに結婚話が詰められることも…。しかし最近では、昔ほど町の仲人さんが多くないので、結婚相談所や私の主催するようなお見合い塾に入会して、お見合いするケースが多いようです。釣書を見て相手を選び、双方が気に入ったらお見合いへ。お互いの気持ちが合えば、交際スタート。うまくいけばご成婚!という流れになります」

結婚という目的がはっきりしているだけに、お見合いの流れはとてもシンプル。でも、人となりが分からない初対面の人と一対一でのやりとり…断りづらいとか、「お見合いをしたら、その人と結婚しないといけない」なんていう使命感に襲われたりしないものなの?

「お見合いのメリットは、釣書があるおかげで、ある程度条件が分かったうえで出会えるところ。男女の間に仲人さんや結婚相談所が介在するので、安心して付き合えます。交際中にやっぱり違うな…と思えば、仲人や相談所から断ってもらえるから、気が楽なのもいいところ。また、恋愛だと“好き”という熱に浮かされて、感情に流されてしまうことが多いけれど、お見合いなら最初から熱がないぶん、結婚相手としてふさわしいかを冷静に見分けられます。重複交際ができるのもお見合いならでは!ですね」

重複交際(俗にいう二股!?)が許されるなんて、オドロキ!

さらに山田さんによると、「エリートの男性ほど『まわりの女子は恋愛対象。結婚相手はお見合いで決める』と言う人が多い」とか。これは、お見合いなら条件のいい掘り出し物(?)の男性も期待できるってこと!?結婚を前向きに考えるなら、お見合いという選択もアリかも!(大高 志帆/verb)


【取材協力】
山田由美子さん
仲人士、お見合い塾主催。著書に「本気で結婚したい人のお見合い活動マニュアル」「必勝婚活メソッド」など。そのほか、婚活ブログお見合い塾HPなど、多岐に渡って活躍中。